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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   友達の大切さ   ショウ

 「カキーン」
気持ちの良い音が、満員の球場に鳴り響いた。
夏休みに日本へ一度帰った。春以来の日本でさほど違いは感じられなかったが、なぜか空港から出た瞬間に「日本だなぁ」と思った。そんな約一ヵ月の旅行で一番思い出に残ったのが、七月の三十一日、八月一日と二日続けて見に行った野球の試合だ。僕は三年前から千葉ロッテマリーンズを応援していて、日本に帰ったときは必ずマリンスタジアムに行っていた。今年もいくことになった。しかも以前一緒に野球をやっていた友達とだ。久しぶりに会えるし、ロッテの試合も見られるし楽しみだな、と思っていた。会ってみるととても背が高くなっていて、僕が見上げるほどだった。まるで親子のようだ。試合はいろいろな会話をしながら観戦したが、負けてしまった。悔しかったが、友達と会えただけでも嬉しかった。
母に話を聞いた。一番楽しかったのは、以前外国で暮らしていた時親しくしていた友人の家で当時の友達が数人集まったとき、ということだ。僕が一才や二才だった頃、日本人同士でいろいろなことで助け合ったそうだ。子供たちも何人か集まったが、僕はその子たちをほとんど覚えていなかった。それでも遊んでいるとすぐに仲良くなれた。母は、何年かぶりで会った友達とも、話しているとまるで昨日の続きのような感じだったらしい。ただ、子供が大きくなったのを見ると、ずいぶん時が経ったのだな、と思い知らされたそうだ。
人間にとって、友達とは、そのときだけでなく、一生続く大切なものだとわかった。日本に帰っていろいろなことをして、大好きなロッテの試合を観戦できたことは特に嬉しかった。それと同じくらい、小さかったころの友達、以前一緒に野球をやった友達と会えたことはとても印象深かった。僕はこれから中学生、高校生、そして大人になっても、こういう友達関係を大事にしていきたいと思う。

   講評   siro

ショウくん、こんにちは。日本に帰国し、友達と野球観戦をしたのですね。久しぶりに会った友達は背が高くなっていたけれど、以前と変わらず話ができたようですね。とても仲良しのお友達なのね。今年の日本は特に暑かったと思いますが、その暑さも一つの思い出になったことでしょう。
 お母さんに聞いた話も上手に入れられましたね。お母さんもお友達がたくさんいるのですね。その一人一人を大切にしていることが作文からよく伝わってきました。
 ショウくんは今は海外に住んでいるけれど、日本のお友達ともずっとよい関係を築いていってくださいね。
 大変よくできました。

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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