国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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熱 かはふ
想像には、情念の力がいる。芸術における想像はもちろん、あらゆる学問にもまた日常生活にもそれは言えることだろう。若い読者諸君には特にこのことを強調しておきたい。自分の将来を決めておくという時に、いろいろな情報がある。モノを作る過程には、総じて飛躍というものが必要である。想像しようとするものが、過去に類をみない新しいもんであればあるほど、なおさら、飛躍することが大事になってくる。必要だからするのではなく、したいからするのだ。
そのためには、まず目標を定めその目標を実現させるという強い信念をもつことだ。例えば、志望校が決まっているのといないのでは、やる気が違ってくるのだ。
また第二の方法としては、社会の固定観念にまどわされないことだ。必要だからするという考えに流されてしまう。熱い動機を持っていかなければならない。周りの人に流されてしまう人はしたいからするではなく、必要だからするという風になっていくと思う。
確かに、今やらなければならないことを見極めることも大切だ。しかし「知識がはしごを作ったのではなく、二階に上がりたいという熱意がはしごを作ったのだ。」という名言があるように、私は自分の内側から湧き出るような熱意を大事にして物事に取り組んでいきたい。
講評 kira
かはふくん、こんにちは。ふたつの「必要」というものがキーワードでした。ものごとを創造するにはウォントが大切と筆者は述べています。飛躍するためには情念の力が必要ですね。
第一の方法は、いつも目標に向かっていることです。ひたむきな力を持ち続けることですね。志望校を決めることは大きな意欲になります。だからオープンキャンパスなどが盛んに行なわれるのでしょう。
第二の方法は、社会の固定観念にまどわされないことです。社会の価値観に合わせて行動することはとても楽な選択ですが、動かされているという思いから離れることはできないでしょう。将来の為の選択が、自分のものではないというのは悲しいことです。自分らしい生き方が思い描ける社会になるといいね。
私たちは社会の中の一員ですから、たしかに周囲から求められること、常識的なことを身に付けるための活動はしなくてはなりません。しかし、自分だけのものを創り出すときには、やはり内側から湧き上がる熱意に動かされたいですね。
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