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元の記事:
言葉の森新聞2024年9月3週号 通算第1819号 (3250字) 言葉の森事務局(jun) 2024/09/20 12:00:42 16431   5     

言葉の森新聞2024年9月3週号 通算第1819号
文責 中根克明(森川林)


■■新学期の教材を発送しました(作文クラス)

 9月19日(木)に新学期の作文の教材を発送しました。
 国内の生徒で24日になっても届かない場合はご連絡ください。


■■子供を作文好きにさせる方法、作文嫌いにさせる方法

 主に、小学生の子供の作文の勉強についての話です。

 子供を作文好きにさせる方法の第一は準備です。
 事前に課題を見て、お母さんやお父さんが自分の体験談から似た話をしてあげることです。
 大事なことは、子供から作文を引き出すことではなく、お母さんやお父さんが自分の体験を楽しく話してあげることです。
 その対話によって、子供の語彙力が伸び、題材力が広がります。

 作文好きにさせる第二の方法は、読書です。
 小学生のうちは、勉強よりも読書優先です。
 勉強は、その勉強の成績を上げるだけですが、読書は頭自体をよくします。
 だから、勉強だけをして読書をしない子は、学年が上がるにつれて成績が下がります。
 勉強よりも読書を優先している子は、学年が上がるにつれて成績が上がります。
 この読書の大切さは、中学生、高校生でも同様です。

 子供を作文好きにさせる第三の方法は、書いたあとの作文を褒めるだけにすることです。
 褒めるのは、何に対してもいいのです。
 書いたこと自体を褒めるのでもいいのです。
 褒めていれば、作文の勉強は長続きします。
 長く続けた勉強は、必ず上達するのです。


 次に、作文嫌いにさせる方法です。
 それは、書いたあとに、アドバイスをすることです。
 「もっとこんなふうに書いたらいい」というようなアドバイスは、たとえ善意から出たものであっても、子供の意欲を低下させます。

 熱心なお母さんの中には、自分が作文に赤ペンを入れて、よりよい表現に書き直してあげる人もいます。
 書くことに自信があるお母さんほど、そういうことをしがちです。

 その結果、子供は一応素直にお母さんのアドバイスを聞きますが、心の中では不満を蓄積させていきます。

 作文を書くということは、勉強の中でもかなり苦労することです。
 そのいろいろな苦労の部分を見てくれず、たまたま自分が不十分な表現をしたり、まちがった表記をしたりしたところだけを指摘されるのですから、不満を感じるのは当然です。

 そういう子の作文の勉強は、長続きしません。
 長続きしないということは、結局上達しないということです。


 子供に対していろいろな指摘をするお母さんは、どんなことに対しても、先に欠点が見えるのです。
 他人に対しても、社会に対しても、先に欠点を見てしまうのです。

 親のものの見方は、子供にも受け継がれます。

 楽しい人生を歩むためには、ものごとの明るい面を見ることです。

 子供の作文は、いつもいいところだけを見てあげるといいのです。


■■プログラミングの勉強の新しい展開、そして、いろいろな勉強もAIを利用したものになる

 なぜプログラミングの勉強が大事かというと、それは、自分らしい人生を送るうえで、プログラミングの技術が強力なツールになるからです。

 もし、人間が、会社などのある組織に入り、そこで自分に与えられた役割の仕事をするだけであるなら、プログラミングの能力は特に必要ありません。

 しかし、自分が新しい何かを思いついて始めようとするとき、その思いつきが新しいものであればあるほど、賛同してくれる人はいません。

 自分らしいことを始めるときは、誰でもたったひとりで始めなければならないのです。

 上司も、同僚も、部下も、参考にする人もいないし、読むべき本もほとんどありません。
 そういう中で、何かを始めるとき、自分の中で使える最も役に立つものがプログラミングの技術なのです。

 しかし、それはプログラミングを仕事の手段にするということではありません。
 プログラミングの仕事というのは、たぶん過酷なものです。
 自分のしたいことではなく、ほかの人がしてほしいことをプログラミングするだけですから、心理的に消耗することが多いのです。

 プログラミングを学習する意義は、プログラミングを仕事としてすることではなく、自分の本当にやりたいことをプログラミングの助けを借りてやることなのです。

 しかし、世の中は、AI技術の進展によって大きく変わりました。

 学校教育は、いつでも遅れがちなので、今は「情報」という教科を勉強し、それが大学入試にも出る時代になっています。

 しかし、プログラミングを中心にした「情報」という授業は、もう時代遅れになっています。

 江戸時代の終わりのころには、多くの人が馬術や剣術の練習をしていました。
 今でも馬術や剣術の練習自体はなくなっていません。
 それらは、オリンピックの競技にもなっています。
 しかし、生活の中心ではなくなってしまったのです。

 では、自分らしい人生を送るためのツールであったプログラミングは、これからどうなるかというと、それはChatGPTなどのAIを使える技術として変化していくのです。

 子供たちが学ぶAI技術は、まだ成熟してはいません。
 AIは、主にビジネスの用途として使われています。

 しかし、それはやがて教育の場に降りてきます。
 その活用の仕方は、AIに教えてもらうという受け身のやり方ではありません。
 AIを知的な友達として、自分自身が主体的に何かをする際のツールとして活用することなのです。

 このAI利用の方向に、プログラミングの学習もあります。
 ChatGPTに、どういうことをしたいのか指示すれば、そのプログラムを作ってくれます。
 そのプログラムを使うときに、ある程度のプログラミングの知識が必要になることもあります。

 しかし、大事なのは、プログラムを読むことや書くことではなく、そのプログラムを使って自分のしたいことをすることなのです。


 言葉の森には、現在、いろいろなクラスがあります。
 それらのクラスで、それぞれにAIが使えます。

 例えば、作文クラスでは、データ実例を探すときにChatGPTを使うことができます。
 また、自分の書いた作文を批評してもらうこともできます。

 国語読解クラスでは、自分向けの読解問題や記述問題を作って、自分の答えを評価してもらうこともできます。

 算数数学や英語も同じです。
 自分の苦手な分野の似た問題を作ってもらい、その答えを評価してもらうことができます。

 ChatGPTの得意分野は、外国語です。
 単語でも、文法でも、ヒアリングでも、スピーキングでも、AIはほぼ万能です。

 数学は、LLM(大規模言語モデル)の苦手な分野と言われていました。
 しかし、ChatGPTの新しいバージョンは、数学の問題も順を追って考えることができるので、数学が苦手だったAIは過去のものになりつつあります。

 もっとよく活用できるのは、創造発表とプログラミングの分野です。

 創造発表クラスは、自分の興味関心に基づいて、自由に研究し発表するクラスです。
 しかし、子供たちの学習レベルが高くないと、かつてのゆとり教育と同じような学習になってしまいます。

 自分の研究内容に知的な刺激を与えてくれるツールとしてAIを使うことが大事です。
 AIに教えてもらうのではなく、自分のしたいことをAIとの対話によって深めることに使うのです。


 プログラミングクラスでは、GPTsが使えます。
 GPTsとは、GPTを特定の目的に合わせてカスタマイズできる機能です。
 CPTsに、自分の使いたいデータを入れたり、自分なりのGPTを作ったり、それをプログラミングとして出力したりすることができます。


 言葉の森の勉強の目的は、思考力、創造力、共感力を育てることです。

 それは、旧来の、記憶の詰め込み、宿題の強制、テストによる競争と対極にある新しい学習の方向です。

 その新しい学習に、今後ChatGPTをはじめとするAIテクノロジーを使っていきたいと思います。



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