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元の記事:
言葉の森新聞2025年4月1週号 通算第1845号 (5698字) 言葉の森事務局(jun) 2025/04/01 15:51:00 17286   5     

言葉の森新聞2025年4月1週号 通算第1845号
文責 中根克明(森川林)


■■【重要】4月から森リンの表示を一部変更します

 4月の作文から、森リンの表示を一部変更します。

●思考語彙は、個数ではなく種類数で評価します

 思考語彙は、作文の中の、考えながら書いている言葉を抽出しています。
 考えながら書くことと、考えた結果を書くこととは違います。

 考えた結果を書くと、知識語彙の点数が増えます。
 考えた結果は、主に知識的な名詞として表されるからです。

 考えながら書くときは、名詞よりも、主に接続詞や助動詞や動詞が使われます。
 しかも、ある特定の言葉が使われる傾向があります。
 例えば、「確かに」「一方」「しかし」「だろう」などの言葉です。

 思考語彙の数はあまり多くないので、これまでは個数として集計しています。
 しかし、個数として集計すると、例えば、「しかし」や「思う」という言葉をたくさん使うほど思考語彙が増えてしまいます。

 そこで、思考語彙も、他の語彙と同じように種類数として集計することにしました。

 その結果、4月から一時的に思考語彙の点数が下がります。
 しかし、これは、種類数をもとにした思考語彙の偏差値を新たに集計し、点数を調整するようにします。

●「文化語彙」を「経験語彙」という名称にします。

 この言葉は、主に動詞の多様性を意味する概念で、日本語の和語を豊富に使える人ほど高い点数になる言葉でした。
 そこで、日本語の文化的な素養を持っているほど高くなると考え、この語彙を文化語彙という名称にしていました。

 日本語には、知識的な概念を表す漢語と、生活感、動き、生きた表現などを表す和語(やまとことば)があります。
 漢語は主に名詞で使われ、和語は主に動詞や形容詞で使われています。

 自分の経験や実際に見聞したことが書かれている作文は、動詞の種類が豊富になる傾向があります。

 そこで、文化語彙という言葉よりも、経験語彙という言葉の方が実感に合っていると考え、名称を経験語彙という言葉にしました。

●字数の少ない作文も、1200字換算にした場合の点数を表示します

 作文の語彙の評価は、1200字以上の作文でないと誤差が大きくなるので、小6以上は1200字を基準の字数としています。

 しかし、小1から小5までは、まだ長い字数を書けないので、それぞれ小1は200字、小2は400字、小3は600字、小4は800字、小5は1000字を基準としています。

 しかし、1200字未満の作文でも、その作文を1200字に延長したらどういう点数になるかということがわかるといいので、1200字換算の点数も表示することにしました。


■■未来の教育――全科学力クラスのビジョン

■理想の教育のプラットフォームは、オンライン少人数クラスの教育

 教育の本来のあり方を考えると、4~5人の少人数のクラスでの教育が必要であると考えられます。

 少人数のクラスであれば、生徒ごとの個別指導ができ、生徒と先生との対話ができ、生徒どうしの交流ができます。

 学習の効果のかなりの部分は、学習する側の意欲によっているので、一人ひとりが主体的に参加できる少人数のクラスが必要なのです。


 しかも、その少人数は、同学年の同レベルの生徒の集まりであることが理想です。
 もちろん、言葉の森でも、まだ一部のクラスでしか、同学年同レベルのクラスは成り立っていません。
 しかし、それが可能な体制は、すでに技術的に整っています。

 同学年同レベルの少人数クラスの教育が可能であるためには、教育は、ウェブ会議を使ったオンライン教育というプラットフォームで行われる必要があります。

■学校での一斉授業よりも、GPTを使った家庭での自主学習が基本になる

 学習の能率が高いのは、教わる勉強よりも自ら学ぶ勉強です。
 小学校低中学年のころは、一斉に同じことを教える勉強でも効果はあります。
 しかし、学年が上がるにつれて、一斉授業は能率の悪い学習形態になります。
 一斉授業では、よくできる子はすでにわかっていることを聞かなければならず、一方まだよくできない子はわからないまま授業が先に進むことがあるからです。

 これまでは、学校や塾の一斉授業を受ける必要が残っていました。
 それは、わからないことを質問したり、勉強の計画を立てたり、できなかった問題を解き直したりするということが、先生のいる環境でなければできにくかったからです。

 しかし、これらは現在、GPTのAIがカバーできるようになっています。
 例えば、問題集のページの画像をGPTに読み込ませて、質問をすることができます。
 それも、夜中でも、早朝でも、日曜日でも、いつでも質問ができ、質問に対する答えが理解しにくいときは更に質問を重ねることができます。

 また、難しかった問題については、似た問題を自分用に作成してもらうことがでます。
 定期テストの1、2週間前に、GPTと相談して自分の勉強計画を立てることもできます。
 自分のテスト結果を読み込ませて、今後の勉強の重点を相談することもできます。
 これまでのテストをもとに、今後のテストの予想問題を作ってもらうこともできます。
 これまで人間の先生によって行われてきたことが、ほとんどすべてGPTによってカバーしてもらうことができます。

■先生の役割は、教えることではなく見守ることになる

 先生の役割は、教えることではなくなります。
 先生の役割は、GPTという助手の助けを借りて、生徒を見守ることになります。
 先生が生徒よりも優れている点は、その名のとおり、先に生まれていろいろな経験をしていることです。

 野口英世は貧困な家庭に生まれ育ち、母は文字が書けませんでした。
 だから、母が優れた教育を行って、英世が成長したのではありません。
 母の役割は、愛情深く子供を育てることだったのです。

 これからの先生の役割も同じです。
 先生の役割は、子供を見守ることです。
 そのために必要になる先生の資質は、教科の知識ではなく、幅広い経験と豊かな人間性です。
 だから、多くの人が先生の役割を果たすことができるようになります。

■誰でもできる多数の先生が、多数の少人数クラスを担当するのが未来の教育

 未来の教育は、オンライン少人数クラスというプラットフォームで行われるようになります。
 そのときにネックになるのは、多数の少人数クラスをカバーする多数の先生をどう確保するかということです。

 しかし、先生の仕事が教えることではなく見守ることであれば、教える教科の知識は必要ありません。
 そうすると、ある先生が、ある生徒を小1から高3までの全学年、全教科を見ていくということができるようになります。
 また、生徒にとっても、ある先生に小1から高3までの全学年、全教科を見てもらいたいという場合も出てきます。
 同時に、勉強の環境に変化を持たせるために、定期的なクラス替えなどを行う必要も出てきます。

 このような先生の仕事は、フルタイムである必要はありません。
 自分のできる範囲で、時間を決めて担当するクラスを持つことができます。
 オンラインクラスですから、ある先生に急な用事ができた場合は、すぐに他の先生に代講を頼むことができます。

 教育が人間のつながりの中で行われるというのは、かつての寺子屋教育の基本でした。
 それが、今日のAIの技術とネットワークの技術の中で復活するようになります。
 大きく見れば、これが日本の教育全体を変えていく未来のビジョンになります。

■全科学力クラスがスタートします。

 全科学力クラスは、当面、中学1年生から中学3年生が対象です。
 高校生も参加することができますが、高校生は自分のペースで勉強すればいいので、特に参加する必要はありません。
 もちろん参加することはできます。

 中学1年生は13歳になるので、Gmailなどで自分のメールアドレスを作れます。
 そのメールアドレスで、ChatGPTのアカウントを取得します。
 ChatGPTに高度な質問をする場合は、有料の方がいいので、できるだけ有料のアカウント(月20ドル)を取得するといいですが、当面は無料のアカウントで十分です。

 授業の内容は、国語・数学・英語が中心で、毎月1週目から3週目は、どの教科に取り組んでもかまいません。
 一応、授業の中では、1週目に国語的な話、2週目に数学的な話、3週目に英語的な話をします。
 4週目は、創造発表的な授業をします。理科、社会、プログラミングのいずれかをテーマに自分で研究したことや創造したことを発表します。
 国語・数学・英語は毎月確認テストを行い、学習状況をチェックします。
 家庭学習が遅れがちな生徒には、毎日の自習室の利用をすすめます。
 全科学力クラスで勉強を続けるためには、学校の成績がオール3.5以上であることが必要です。
 それは、少人数クラスで勉強するには、学力が同じぐらいである必要があるからです。


■■未来の教育――AIを活用した自ら学ぶ勉強 

 私は、勉強はやれば誰でもできるようになると思っています。
 勉強ができないのは、ひとつには勉強をする時間が不足しているからです。
 もうひとつには、読書によって読む力や考える力がつけることが不足しているからです。

 勉強は、いい参考書や問題集を用意して、自分で勉強を進めていけばいいのです。

 学校の教科書は、先生が教えることを前提に作られているので、独学には向いていません。
 だから、教科書よりも詳しい参考書の方が勉強には向いています。

 デジタル教科書は、勉強には向いていません。
 デジタルは検索には便利ですが、勉強は繰り返し学び直すことが大事です。
 繰り返し学ぶことによって、情報が単なるデジタルの情報としてではなく、その情報の載っている本のページや手触りやレイアウトと一緒に身につくからです。

 勉強は、人に教えてもらう必要はありません。
 小学校の低中学年では、教えてもらう方が能率がよい面がありますが、学年が上がるほど、自分のペースで勉強する方が能率はよくなります。

 ただし、これまでは、中学生や高校生であっても、わからない問題に遭遇したときは、わかっている人や先生に教えてもらう必要がありました。

 ところが、ここに来て、ChatGPTなどのAIを使えば、人に教えてもらうよりも更に詳しく教えてもらえることがわかってきました。
 もちろん、AIはまだ進化途上なので、間違えることがあったり、複雑に説明しすぎたりすることがあります。

 また、日本の教育は、生徒に必要な実力をつけることよりも、生徒に点数の差をつけることを目的にしている面があります。
 そのために、AIも勘違いするような問題が出されることもあります。
 しかし、基本的な学力は、AIで十分に教えてもらうことができるようになっています。

 AIは、ただ教えてくれるだけでなく、似た問題を作ってくれることもできます。
 自分の苦手分野を克服するために、どういう勉強をしたいいかも教えてくれます。
 関連した問題に話題を広げてくれることもできます。
 教育に関しては、AIは何でも相談できる家庭教師のような役割ができるようになってきています。

 これからの勉強は、AIの活用によって、教わる勉強から自ら学ぶ勉強になってくるのです。


■■中学生の勉強法――方法よりもまず勉強時間を確保して繰り返すこと

 中学生の勉強時間は、平日1.5時間、土日2.5時間が目安です。
 平日の1.5時間の内訳は、数学1時間、英語30分。
 土日の2.5時間の内訳は、数学1.5時間、英語1時間。

 テスト2週間前からは平日3.5時間、土日7時間が目安です。
 平日の3.5時間の内訳は、数学1時間、英語1時間、国語・理科・社会それぞれ30分。
 土日の7時間の内訳は、数学2時間、英語2時間、国語・理科・社会それぞれ1時間。

 勉強するときは、タイマーをセットして勉強します。
 長時間勉強するときは、30分ごとに5分程度の休憩の時間を取るようにします。
 その休憩時間には、YouTubeなどを見て休憩してもかまいません。

 中学生は、子供部屋では勉強できないので、勉強はリビングで行うようにします。

 リビングで勉強する習慣がない場合は、自習記録をつけて、自習室でその時間の勉強をします。
(自習の記録をつけるだけでもいいです。)

 読書力がないと、勉強の時間をかけても成績が上がりません。
 読書力がないと、ものごとを理解する力が弱くなるからです。
 だから、説明文意見文の読書は、毎日やるようにします。
 目標は、1日50ページで、1週間に1冊は必ず読み終えるようにします。

 勉強の内容に関する質問や、勉強の仕方に関する質問は、そのつどChatGPTに聞くようにすると能率が上がります。

 親が数学を教えると、うまく行かないことが多いです。
 それは、つい、「こんなこともできないのか」と思ったり言ったりしてしまうからです。
 親が数学を教えるときは、いつもにこやかに忍耐強く教えることが大切です。

 中学生の勉強では、いい方法を探すよりも、まず時間をかけて繰り返すことが大事です。
 1冊の問題集を5回繰り返せば、ほとんど完璧にできるようになります。


■■合格速報

●北海道大学経済学部  K.N.さん

<担当講師より>
 入試の前日も、いつもと変わらずZOOMで作文指導を受けてくれて、本日「小論文で合格しました。ありがとうございました。」と合格の報告を受けました。
 他者を批判することなく、自分の意見もしっかり述べることのできる穏やかで聡明な生徒さんです。興味関心のある分野で学びを深め、社会で活躍してくれることを期待します。将来が楽しみです。


●国際基督教大学(ICU)  K.R.さん

<担当講師より>

 小5から中3まで作文の勉強をしていました。
 帰国子女ですから、いつも自分の意見をはっきり言える子でした。
 推薦小論文の勉強をして、ICUに合格しました。



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