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元の記事:
言葉の森新聞2025年8月3週号 通算第1863号 (2457字) 言葉の森事務局(jun) 2025/08/18 09:30:21 17427   4     

言葉の森新聞2025年8月3週号 通算第1863号
文責 中根克明(森川林)

■■日本の教育を変える7つの提言

 日本の教育には、多くの問題があります。
 そのひとつの表れが、増加する不登校の生徒です。
 また、多くの生徒は、夏休みが大好きです。
 それは、学校に行かなくて済むからです。

 もちろん、それぞれの先生は、熱心に指導をしています。
 また、それぞれの生徒も、熱心に勉強をしています。
 しかし、誰もが、目指すべき方向を勘違いしています。


 一方、現在の教育に関して、さまざまな提案をする人がいます。
 しかし、それらの提案の多くは、昔の懐かしい思い出に基づいたものです。
 又は、実践の伴わない抽象的な理想論です。


 言葉の森は、具体的な7つの提言をします。

 第一は、小中高一貫の作文教育です。
 知識の詰め込み中心の教育から、思考力を育てる読書と作文中心の教育に転換するのです。

 第二は、国語・数学・英語・理科・社会の教育は、個々の科目として教えるのではなく、すべてまとめた全学の教育として教えることです。
 教科の内容は、それぞれの生徒に合わせてAIがカバーします。
 先生の役割は、全体をコントロールすることです。

 第三は、創造発表をひとつの新しい科目として教育することです。
 現在の探究学習は、AIが使えるようになる以前に考えられた工夫です。
 何人かのグループで、何ヶ月もかけて研究を進め、何人もの人数で分担して短時間の発表をします。
 これを、一人が、一日で、一人の発言に十分に時間をかけて発表できる仕組みに変える必要があります。

 第四に、こういうことが可能になる教育形態は、オンライン少人数クラスの教育になるということです。
 少人数とは、4人から5人のことです。
 10人以上は、この場合の少人数ではありません。
 オンラインで、少人数で、同学年の同レベルの生徒が同じクラスで学習を続けるのは、オンラインだからこそ可能になります。
 そのオンラインも、動画配信のような一方向のオンラインではなく、生徒どうしが交流できる双方向の対話型オンラインである必要があります。

 第五に、オンライン少人数クラスの生徒どうしが、リアルに接触する機会が必要です。
 リアルな接触は、今の学校や塾のように毎日や毎週である必要はありません。
 年に数回又は月に数回で十分です。
 そのリアルな交流を行う場が、自然寺子屋合宿です。
 この合宿所が、全国に幅広く開設されている必要があります。

 第六に、読書教育を教育のひとつの柱として位置づけることです。
 そのために必要なのが、推薦図書検定です。
 これは、現在、言葉の森がプログラムを作りすでに特許申請をしています。

 第七に、暗唱教育を小中高の教育の一つの教科として成立させることです。
 そのために、暗唱検定を確立する必要があります。
 これも、現在、言葉の森がプログラムを作っています。


 以上の7つの提言は、すでに言葉の森がすべて小規模に実践しています。
 これまでの実践でわかったことは、どれもが全国的にもっと大規模に実践できるということです。


 これから、この7つの提言の最初の出発点として、作文検定を広げていきます。
 作文検定のような仕組みは、まだどこも行っていません。
 このアルゴリズムは、すでに特許取得済みです。
 作文検定によって、今後、多くの生徒が日常的に意欲的に作文の学習できるようになります。


 言葉の森で学ぶ生徒は、小1から高3までいます。
 大学生、社会人の生徒もいます。
 それら生徒の中には、小学生から高校生まで作文の勉強を続けている子もいます。

 この子たちが、高校を卒業し、大学生になり社会人になっても、やがて同窓生として交流できるようになります。
 その交流の場所は、「先生の部屋」というそれぞれの先生の掲示板のページです。
 小学生のころ、「かいけつゾロリ」を読んで盛り上がっていたような子どもたちが、大学生になり社会人になり、仕事のことや社会のことでさまざまな議論を交わすようになります。


 では、その子たちが、将来どのような社会人になるかというと、これからは、多くの子供たちが独立起業の創造的な人生を歩むようになります。
 与えられた枠組みで勝ったり負けたり上位を目指したりするだけでなく、誰もやらないようなことをそれぞれの子供たちが創造的に世の中に実現するようになるのです。


 さて、この創造的な教育は、創造的な文化につながります。
 これまでの社会は、主に工業的な技術革新によって発展してきました。
 これからの社会は、文化的な創造によって発展します。

 例えば、千利休が創造した茶の湯の文化は、その文化によって経済の一つの裾野を形成しました。
 現在は、例えばスポーツの文化が、スポーツに関わる経済の幅広い裾野を形成しています。
 野球や、サッカーや、オリンピックは、それ自体がひとつの経済圏を持っています。
 この文化による経済の活性化を、これからは、新たに多様に作り出すことができます。

 日本では、文化は道の方向に発展する可能性があります。
 例えば、さかなクンは、「魚に関心を持つ」という新しい文化を生み出しました。
 その文化は、「魚への関心」というひとつの経済を生み出しています。
 そのさかなクンがこれから70代になり80代になったときに、それがどういう方向に発展するかというと、「魚道」のような方向に進むと思います。
 会社勤めは定年がありますが、自分で始めた仕事は定年がないからです。

 そのような新しい道の文化が、今はまだ何もないところから、日本でこれから次々に生まれる可能性があります。
 その創造的な道の文化が、日本のひとつの輸出産業になることも考えられます。

 今の子供たちの多くは、スポーツの選手に憧れるような、又はいい仕事につくような、既存の文化の枠組みで自分の夢を描いています。
 これが、新しい文化の創造者となることに憧れるような方向に向けば、学校で学ぶことも限りなく楽しくなるはずです。



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