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言葉の森オンライン新聞
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元の記事:
言葉の森新聞2025年9月2週号 通算第1866号 (2511字) 言葉の森事務局(jun) 2025/09/09 10:04:25 17440   2     

言葉の森新聞2025年9月2週号 通算第1866号
文責 中根克明(森川林)

■■9月15日(月)・23日(火)は「休み宿題

 カレンダーに記載してあるとおり、9月15日(月)・23日(火)は「休み宿題」となります。
 作文個別と作文クラスの生徒は、ホームページの「授業の渚」か課題フォルダの「解説集」を参考に自宅でその週の課題を書いて提出してください。他の日に振替授業を受けることもできます。
「授業の渚」http://www.mori7.com/nagisa/index.php
「ヒントの池」http://www.mori7.com/mine/ike.php
 作文以外のクラスの生徒も他の日に振替授業を受けることができます。


■■「読書記録」で友達の読んでいる本を参考に読書の質を高める

 オンラインクラスでは、生徒が毎週読書紹介をしています。
 これによって、読書習慣を維持している子が多いです。

 どんな本を読んだらいいかということは、「読書記録」の「学年」の欄をクリックすると、その学年の子が読んでいる本が表示されます。
 そこに並んだ本を参考にして、読む本のレベルを上げていくといいのです。
https://www.mori7.com/teraon/ds.php


 読書紹介で気になっていることが、いくつかあります。

 第一は、小学校低学年の子が、いつまでも絵本を読んでいることです。
 絵本には、確かに内容のいいものが多いです。

 しかし、大事なのは内容のよさを感じるとともに、その子の日本語力を育てるです。
 どんなにいい絵本であっても、断片的な文章が書かれているだけで、あとは挿絵で理解するような本では読む力はつきません。

 もちろん、絵本は読んでいいのです。
 また、漫画も読んでいいのです。
 しかし、それとは別に文章がしっかり書いてある本を読む必要があります。

 小学校低学年の生徒は、絵本ではなく、普通の本を読むようにしてください。
 内容が面白ければ、細かい字で書かれている本であっても、子供は興味を持って読みます。
 低学年ということを考えずに、内容の面白い本を読むようにしていくといいです。


 小学校中学年、高学年の本は、比較的充実しています。
 ですから、よく売れている本がいい本と考えてもいいと思います。

 ひとつの基準としては、過去に読書感想文コンクールの課題図書となったような本です。
 今年の課題図書ではなく、過去の課題図書です。
 どうして過去の課題図書かというと、中古で安く手に入ることが多いからです。
https://www.j-sla.or.jp/contest/youngr/pastbook/

 また、小学生向けのシリーズになっている本は、良書が多いです。
・講談社青い鳥文庫
・フォア文庫
・偕成社文庫
など。


 ところで、本は、借りるものではなく買うものです。
 ブックオフを利用したり、アマゾンの中古を利用したりして、低価格でできるだけ本を買って読むようにするといいです。
 また、借りた本であっても、面白いと思った本は、別に買うようにするべきです。

 それはなぜかというと、本は繰り返し読むことによって読む力がつくからです。
 繰り返し読みたくなる本が手元にあるという子は、読書力がつきます。

 勉強は成績が上がるだけですが、そのような成績はやる気になればすぐに上がります。
 読書は、成績をよくするのではなく頭をよくします。
 だから、小学生時代は、勉強よりも読書優先にしていくといいのです。


 さて、中学生や高校生になると、勉強が忙しいからという理由で本をあまり読まなくなる子がいます。
 こういう生徒は、学年が上がるにつれて成績が伸び悩んでいきます。

 読書は毎日の習慣が大事ですから、たとえテスト期間中であって、一日に一度は本を開き、5ページでも10ページでも読むようにするといいのです。
 実は、読書好きの子は、テスト期間中でも、つい読みかけの本を開き続きを読んでしまうということが多いです。
 こういう子が、本当の学力のある子です。


 ところで、中学生や高校生になったら、物語文は単なる娯楽と考えておくことです。
 物語文をいくら読んでも、国語力もつかないし、学力もつきません。
 説明文意見文のできるだけ難しい本を、1日50ページを目標に読んでいくことです。


 中学生や高校生のときに、勉強が忙しいからという理由で本を読まない生徒は、社会人になったときも同じように、仕事が忙しいからという理由で本を読まなくなります。

 しかし、世の中には、仕事をするようになっても、毎日本を読み続ける人がいます。
 これが、あとになって大きな差になるのです。


 高校生が読む本の目安は、中公新書や岩波新書になります。

 更に、大学生になったら、岩波文庫の青帯白帯や講談社学術文庫などの本を読んでいくといいと思います。

 これは不思議なことですが、頭のいい子は、成長するにつれて自然にこういう本を読みたくなるのです。


 私の個人的な感覚ですが、小学校高学年で、ミヒャエル・エンデの「モモ」や「はてしない物語」を読んで感動するような子は、かなり読書力があります。
 しかし、本は、難しいものを早く読めるようになればいいというのではありません。
 大学生や社会人になってから読んで感動することもあります。
 そして、その方がずっと深く感動することも多いのです。

 宮沢賢治は有名ですが、ある程度の年齢になって初めてわかるようなこともあります。
 小さいころに読むと、ただあらすじを知っているだけという読み方になることも多いです。
 同じ理由で「小学生が読む名作選」のような本は、形だけの読書で、大したものは身につきません。


 子供の読書をどう見極めるかは、親の読書習慣によることも大きいと思います。
 読書好きな子は、よく親の本棚から本を借りて読書紹介をしていることがあります。
 親子で、それぞれ自分の好きな本を読むという習慣を作っていくといいと思います。

 ただし、親が子供時代に感動したような本は、全体に暗い話であることが多いです。
 現代の明るく感動する本を見つけていくように工夫してください。



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