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過去問は仕上げのためではなく、作戦を立てるために取り組むことが大事  2013年7月6日  No.1870
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====facebook記事より

 小論文の過去問を練習しに来ている高3の生徒に、「ほかの教科の過去問はどうだった」と聞くと、「まだ、やっていないいんです」という返事でした。

 聞けば、大手の予備校の先生に、過去問は最後の仕上げにやるためにまだやらない方がいいと言われたそうです。

 過去問は、仕上げのためにやるものではなく、作戦を立てるためにやるものです。
 だから、いちばんいいのは、高3になったばかりの春休みに過去問をやることです。それができなかったら連休中。

 もちろん、そのころはまだできない問題が多いので、解答を見て答えを書き込みながらやっていくのです。
 そして、「この問題ができるようになるためには、どういう勉強をしないといけないか」ということを考えるのです。

 では、なぜ塾や予備校では、過去問は最後の仕上げのためにやると言うのでしょうか。
 それは、早めに過去問に取り組む生徒が増えると、指導する内容がばらばらになってしまうからです。
 つまり、一斉指導をしやすくするために、過去問は仕上げのためにやるようにしているのです。

 入試のための勉強は、通常の学校での授業で学ぶ勉強とは違います。
 通常の勉強は自分の実力をつけるためにやるのですから、幅広く満遍なくやっていくものです。
 しかし、入試のための勉強は、実力をつけるためではなく勝負に勝つためにする勉強ですから、相手がどういう出方をするかということを第一に考える必要があります。

 こういう説明をすると、例年、高校3年生は、「なるほど」と納得してくれるのですが、しかし、実際にやる人はほとんどいないのです(笑)。
 まあ、後回しにしたいという気持ちはわかりますが……。

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