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遊びと組み合わせた小学校低学年の作文の勉強  2013年7月22日  No.1881
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 言葉の森では、小3からは、題名課題が出てきます。「がんばったこと」「いたかった思い出」などの題名です。
 小5からは、感想文課題が中心になります。「○○を読んで」という課題です。
 中学生、高校生と学年が上がるにつれて、感想を書くもとになる長文が難しくなっていきます。

 課題が決まっていたり、感想を書くもとになる長文が決まっていたりすると、最初のうちは書きにくいのですが、予習のコツがわかってくると、かえっていい文章が書けるようになります。
 次の週の課題を書くために、長文を何度も音読したり、お父さんやお母さんに似た話を取材してきたりすることができるからです。
 (でも、たまに、何も準備せずに、先生の話だけ聞いて書こうとする子もいます。特に、中高生(笑))

 こういう予習と組み合わせた勉強ができるのが課題作文のいいところです。
 ところが、小学校1年生と2年生は、与えられた課題では書けないことが多いので、これまで自由な題名の作文が中心でした。
 なぜ、低学年で課題作文が書けないかというと、人生経験が短いので課題に合った話が出てこないことと、課題などなくても毎日が新鮮な出来事なので書くことに困らないからです。

 しかし、中には、先週も、今週も、毎回、サッカーの話やゲームの話で同じ話題になってしまう子もいます。
 そこで考えたのが親子の遊びです。

 親子の遊びというと、わざわざどこかに連れていくようなことを考えがちですが、もっと簡単に家庭でできることがたくさんあります。
 男の子だったら、科学の実験のようなこと、女の子だったら、料理を作るようなことが、家庭で特別の準備もなくできます。
 しかし、その遊びの持ち駒が、どの家庭でも意外と少ないのです。

 そこで、親子の遊びを、小学校低学年の作文の課題に結びつけて提案したり交流したりする場を作ればいいと思いました。
 ちょうど、facebookに「親子で遊ぼうワンワンワン」などのグループがあるので、ここで紹介された遊びを、作文の課題として生かしていくことを考えました。

 親子の対話が大事になってくるのは、小学校高学年のころからですが、高学年になって突然対話を始めるというのも難しいものです。
 子供がまだ小さい小学校1年生、更にはもっと前の幼児期から、親子がひとつのテーマを共有して話し合うことができれば、高学年になってからの対話も自然にうまくいくのではないかと思いました。

 今、その遊びと組み合わせた作文の勉強を考えているところです。

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