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新しい勉強のスタイル(3)――家庭で行う国語と算数数学の勉強法  2016年9月1日  No.2648
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 勉強は、自分のペースでやっていくのがいちばん能率がよいのですが、難点は自分でやると強制力がないので、ついさぼってしまうことがあることです。

 小学生のころは、お父さんやお母さんが、
「もう、勉強したの」
と、頻繁に聞くので、子供は自然に勉強をします。

 しかし、小学校高学年になり、中学生になると、親もだんだん口うるさくは言わなくなり、また、子供も言われてもすぐにはやらないようになってきます。

 子供が自分の意志で勉強するようになるのは、中学3年生ごろからです。
 このころになると、自分の人生という意識が目覚めるので、誰でも勉強を自分の問題として受け止めるようになります。
 また、高校を受験する生徒は特に、誰にも言われなくても勉強するようになります。

 しかし、それまでの間は、特に小学4年生ごろの自己主張が出てくるようになる時期は、スムーズに勉強をさせることが難しくなるのです。

 そこで、言葉の森が今行っているのが、寺子屋オンエアというシステムです。
 これは、自宅での自学自習を、オンエアで、先生が1時間見ているという仕組みで、最後の10分間に先生から電話があるので、自分の勉強と先生のチェックが結びつきます。

 また、ほかの生徒がそれぞれの自宅で勉強している様子が見えるので、特にほかの生徒のことを見ることはないのですが、そういう雰囲気の中で勉強できるので、自然に勉強がはかどるようになります。

 この寺子屋オンエアシステムに、言葉の森でなければできない問題集読書を組み合わせているのが特徴です。
 国語の実力をつけるには、難しい文章を音読しそれを繰り返すのがいちばんよいのですが、家庭でそういう勉強を続けられる人はなかなかいません。
 寺子屋オンエアの場合は、その音読に対して先生が質問をするようにしているので、自然に問題集読書が続けられるようになるのです。

 この問題集読書の音読を毎日続けている生徒は、国語の成績が目立って向上します。
 それは、当然と言えば当然です。
 その学年で読むには少し難しい文章を毎日音読するのですから、語彙力も、読解力も、表現力もついて当然なのです。

 ところで、これまでこの国語の勉強に関しては順調に進んでいましたが、他の教科、特に算数数学の勉強は、わかりやすい参考書兼問題集があるとしても、やや難しいところがありました。

 それは、小学校中学年あたりで、少し込み入った問題が出てくると、自分で解法を読んだだけでは理解しくにいことがあるからです。
 その質問は、一応掲示板でできることにしていますが、掲示板という形ではやや敷居が高いので、今後はリアルに答えられるオンエアの場所も作っていきたいと思っています。

 それはともかく、算数数学は、1年間分先取りをして勉強していると、受験のときに余裕を持った受験勉強ができます。しかし、解法を自分で読んで理解する形では、1年間分の先取りはなかなか難しい面がありました。

 そこで、考えたのが、スタディサプリというビデオの授業を併用して行っていくことです。
(つづく)

233-0015 233-0015 横浜市港南区日限山4-4-9言葉の森オンラインスクール 電話045-353-9063
 
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