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幼児年長、小学1年生からの親子作文で日本語力を育てる  2018年8月30日  No.3390
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 小学1年生のころの子供の能力はぐんぐん伸びます。
 だから、なにか習い事をさせれば、すぐにそれができるようになります。それは、勉強でも運動でも同じです。

 しかし、勉強面での先取りは実はあまり意味がありません。それは、学年が上がれば、誰でも同じようにできるようになることだからです。
 知識的なことは、先に学んでも、後から学んでも、行き着くところは同じです。
 それよりもむしろ、後から学べば短期間でわかることを、先取りするためにわざわざ時間をかけなければならないということも多いのです。

 早めにやることに意味があるのは、主に運動面と音楽面です。
 これは、運動と音楽の感覚は、知識ではなく身体の一部として身につくからです。

 運動と音楽以外に大事なことは、日本語の運用能力です。
 これは、日常生活の中でどの子もそれなりに行っていることなので、運動や音楽のようにははっきりとした差があることがわかりません。
 また、勉強面ではできたかできないかということがすぐにわかりますが、日本語の運用能力がどの程度あるかということは、表面にはなかなか出てきません。

 しかし、この日本語運用能力の差は、表面にはあまり出ない分、実はかなり大きなもので、その差は学年が上がるにつれて広がります。

 では、この日本語運用能力はどのようにして身につけたらいいのでしょうか。
 それは、国語の問題集を解くようなやり方では決して身につきません。
 日常生活の中での読書、対話、暗唱、作文という知的な日本語を使う機会を増やす中で自然に身についていくものなのです。

 この日本語運用能力が育っている子は、国語の勉強など全くしなくても国語の成績はよくなります。(国語力のある子は、一般に国語の勉強などはしていません。)
 また、国語以外の他の教科の勉強も、学校の授業を聞いているだけですべて理解できます。
 わざわざ勉強らしいことをしなくても、勉強はごく普通にできるようになるのです。

 この日本語運用能力を育てる方法として、言葉の森がおすすめするのは、親子作文という勉強法です。
 これは、勉強というよりも、親子で共通の体験や実験をし、親子で楽しく対話をし、親子で一緒に作文を書くという半分遊びのような勉強です。

 この勉強法のいいところは、単に知的なことを学ぶだけでなく、親の生き方やものの考え方も自然に学べるというところです。
 親子で実際に共通の体験をするのですから、予定どおりうまく行くことはむしろ少なく、予定外のことが起こったり、失敗したり、成功をしたり、発見をしたり、発明をしたりということが普通に起こります。
 そのときの親の対処の仕方から、子供は人生のさまざまな知恵を学んでいくのです。


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森川林 20180830  
 学力の基本は日本語力です。
 その日本語力の基本は読書です。
 しかし、読書を中心としてやっていけるのは、子供の年齢がある程度上がってからです。
 子供が小さいころの日本語力は、読書よりもむしろ親子の対話と作文で日本語力を育てていくのです。

nane 20180830  
 子供が小さいころは、親はなるべく手間をかけたくないと思いがちです。
 しかし、手間がかかるのは過ぎ去ってみれば、ほんのわずかの期間です。
 そのわずかな期間の手間が、子供のその後の学力やものの考え方や生き方の土台になっていくのです。
 だから、むしろ楽しく手間をかける方法を見つけていくことです。
 そのひとつが日曜日などに親子で取り組む親子作文です。
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