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作文の書き方——小学5年生の作文  2009年6月19日  No.530

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▼ここが大切!

▽常体

 高学年になると、教科書の文章も、常体が多くなってきます。「でした・ました・です・ます」などの敬体を使わずに、「した・だった・である」などの常体で書く練習をしていきましょう。

▽いろいろな「言った」

 「言った」という言葉を使わずに会話を表します。「とさけんだ」「とつぶやいた」「とささやいた」などという言葉以外に、そのときの動作や表情で表す言葉もも使えます(「と笑った」「とほほえんだ」「とふりかえった」など)。

▽わかったこと

 小学五年生になると、物事を大きくとらえるカが出てきます。出来事を通して何を学んだのかといった大きい感想を書く練習をします。しかし、まだ抽象的に考える力が十分に育っていないので、ここでは、形だけ「わかったこと」が書けれぱよいとします。

▽動作・情景の結び

 作文の結びを、感想ではなく、動作や情景でまとめる練習です。余韻が残るように書いていきます。

▼作文を書き終えたあとに

 書き出す前の構成メモは、できるだけ簡単に書きましょう。書いているうちに、メモから離れて展開することになってもかまいません。五年生になると、書く内容が難しくなることもあり、作文かだんだん苦手になってきます。この苦手な時期は、中学二年生のころまで続きます。こういうときこそ、周りの大人がその作文のよいところを認めてあげることが大切です。苦手になるのは、書く内容が変化してくるためですから、読む力をつけて語菓力を増やしていきましょう。

▼作文のお手本!

   鼻血のサッカー

「けんちゃん、公園でサッカーしてるから来いよ。」
 武史君が、ぼくをよびにきた。ぼくは、
「オーケー。」
と返事をすると、すぐに出かけようとした。しかし、くつがない。昨日、どろんこになってあらってしまったのだ。
 ぼくは、お兄ちゃんの運動ぐつをはいてでかけることにした。ちょっとぶかぶかだった。
 公園に行くと、みんながいた。
「おうい、入れてくれえ。」
と、ぼくが走りながら言うと、しゅんすけ君がボールをパスしてくれた。
 ちょうど、いいコースだ。ぼくは走りこんでシュートをした。
 バシッ。スポーン。
 ゴールにつきささったのは、お兄ちゃんの運動ぐつだった。みんな、ずっこけた。ぼくは、やはり道具は大事だとわかった。
 ぼくは、はだしでサッカーをすることにした。今度は、くつを気にしなくていいので、身軽だった。
 本田君が、右のコーナー近くからセンターリングを上げた。そのとき、ゴールにいる玉田君が、
「けんちゃんのくつ、犬が。」
とさけんだ。公園に遊びに来ている犬が、ぼくのぬいだ運動ぐつをくわえていこうとしている。ぼくが、「あ、だめ」と言おうとしたとき、ボールがぼくの顔面にぶつかった。
 ぼくは、たおれた。たおれながら、みんなが、またずっこけているのが見えた。ぼくの鼻から、静かに鼻血が出ていた。



▼小学5年生の日記の書き方

 その日の出来事を、「常体」で、「い。ろいろな『言った』」と「たとえ」が入るように書きましょう。文末に変化を持たせる練習を通して、同じことでもできるだけ多様な表現で書くことを学びます。「思ったこと」も、「だろう」「かもしれない」「にちがいない」「のはずだ」などと変化を持たせることができます。

○月○日

 今日も、公園でサッカーをした。
 武史君は、
「また、くつのシュートをして。」
と笑ったので、ぼくは、
「とう、りゃあ。」
と、カンフーのように武史君をけるまねをした。
 今日は、ロングシュートも決まったし、ダイビングヘッドもばっちり決まった。
 ふふふ、これがぼくの本当の実力さ。


▼日記をを書き終えたあとに

 五年生になると、表現を工夫して書けるので、内容を少し脚色してしまうことがあります。嘘を書くというほどの意識はなく、悪気のない脚色ですが、そこはさりげなく、「真実をそのまま書くことが尊い」ということを話してあげましょう。

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