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言葉の森の未来展望―日本語作文教室  2009年11月21日  No.685
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 言葉の森は、作文小論文指導が出発点です。他の国語関係の教室では、作文指導は最終到達点のようなものになっていると思います。

 言葉の森では、最初から作文(特に大学3、4年生に対する作文)を教えていましたが、その土台となる、漢字力、読解力、国語力などは、基本的に学校で済ませているものと見なしていました。国語力の土台は、学校、家庭、又は独学で十分だと考えていたからです。

 しかし、小中学生の生徒の中には、国語力の土台を求めるニーズもかなりありました。また、実際に子供たちに作文を教えていると、読む力の土台ができていて初めて作文力が伸びるということも分かってきました。

 そこで現在、作文指導のほかに、音読、暗唱、付箋読書、問題集読書、漢字書き取りなどのオプション教材を開発しています。これらの国語力の土台を今後強化していくと、それは作文にとどまらず、日本語教育ということになってきます。

 すでに中国や韓国の人から、言葉の森で日本語を受講したいという問い合わせが何件も来ています。しかし、言葉の森の教材は日本語が母語でないと勉強は難しいとしてそのつどお断りしてきました。

 一方、韓国や中国以外に、オーストラリアやニュージーランドでも、近年日本語学習熱が盛んになっています。なぜ外国の人が日本語を学ぶ学びたいかというと、日本にそれだけの文化的発信力があるからです。例えば、アニメの文化、ブログの情報、出版物の情報などです。また、日本の科学技術力や経済力も、日本文化の魅力となっています。

 更に最近わかってきたことですが、日本語における表意文字と表音文字の混在が理解力と創造力を高める言語的OSになっているのではないかということがあります。日本では、幼児期に英語のRとLの区別をする力をつけるための英語教育が行われているところがあります。同じように、世界の各地で今後、頭をよくするための言語的OSとして、子供のころから日本語を学ばせるという動きが出てくることも考えられます。

 このように考えると、世界にわかりやすく日本語を広めることが日本語教育のこれからの役割の一つになるのではないかと思いました。

 言葉の森は現在日本で作文教室を運営していますが、将来は世界で日本語作文教室を広めるような展望を考えています。

 春と夏は日本で勉強をして、秋と冬は暖かいオーストラリアで勉強する、というようなことができれば個人的には理想です。なんだか渡り鳥みたいですが。



(この文章は、構成図をもとにICレコーダーに録音した原稿を音声入力ソフトでテキスト化し編集したものです)

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