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低学年の音読は、間違えて読んでも直さない  2010年1月13日  No.736

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 小1や小2の子が音読をすると、読み間違いがたくさんあります。

 これを聞いていると、ほぼ百パーセントの人がその間違いを直そうとします。

 もちろん、直す間違いもあります。しかし、それは、小学校高学年や中学生になってから、間違えて覚えていることがわかったときのことで、ほとんどの間違いは直す必要のないものです。

 低学年の子の間違いは、実力がついていないために間違えているというケースがほとんどです。

 例えば、「私の家には、大きな木があります」という文章を読むときに、「私の家に、大きい木があります」と読んでしまうような間違いです。「家には→家に」「大きな→大きい」と2ヶ所も間違いがあります。しかし、これは読む実力がついていないための間違いですから、直す必要はないのです。

 直さない方がいいという理由は、子供は自分が予想していないところで間違いを指摘されると、そのあとの勉強がのびのびとできなくなる、ということがあるからです。

 小さなことでも注意されると、緊張して読むようになります。そうすると、読むことが苦痛になり長続きしなくなるのです。

 たとえ間違って読んでも、いつも褒められていれば気楽に読むことができます。そうして、読んでいるうちに実力がつき正しく読めるようになるのです。

 もう少し高度な方法は、子供が自分で間違いを気づくようにさせることです。

 子供が文章を読んだあと、今度は親が同じ文章を読んで子供がそれを聞くようにします。その際、親は子供の間違えたところの注意などは一切しません。ただ楽しそうに読んでいくだけです。

 そうすると、子供が自然に正しい読み方を理解します。しかし、子供がすぐには理解しないからと言って、親が教えるようなことはしません。

 注意やアドバイスは一切せずに、ただ二人で楽しく交互に読んでいくだけです。

 「注意すれば下手になり、褒めれば上手になる」というのは、勉強以外にも通用する人生の鉄則のようなものです。

 そのように褒められて育った子は、将来社会人になったときに、やはり人を褒めて育てることができるようになるのです。

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