小学3年生までは、手書きで作文を書くのが普通です。
小学4年生でローマ字を習うと、ローマ字入力でパソコンで書くことができるようになります。
ひらがな入力よりもローマ字入力の方がよい理由は、英文を打つときのキー配列も同時に覚えられるからです。
パソコンで入力するときには、最初からタッチタイピング(ブラインドタッチ)を覚えておく必要があります。最初のうちは時間がかかっても、キーボードを見ないでも打てるようにします。そうすると、指がキーの場所を覚えるので、よそ見をしながらでも入力することができるようになります。
よく手書きの方が漢字を覚えるのではないかと言う人もいます。そういうことはありません。
そもそも作文で漢字を覚えるということ自体がないのです。なぜなら、人間は、書きにくい漢字の言葉は別の書きやすい字の言葉に直して書くのが普通だからです。ただし、わかっているつもりの漢字を間違えて覚えているということは、手書きで書くと初めてわかります。
したがって、作文試験などがある3ヶ月から6ヶ月前には、それまでパソコンで書いている子も手書きに戻して書くようにさせます。
漢字の書き取りは、作文とは全く別の勉強として独立させて行う必要があります。漢字の読みは読書に比例しているので、本をよく読んでいる子であれば特に勉強する必要はありません。
パソコン書きの利点は次のとおりです。
(1)作品として完成された感じがするので書きがいがある
(2)テキストの文章は保存しやすい
(3)また編集も容易である
(4)パソコン書きは手書きに比べて疲労度が少ない
(5)言葉の森の場合はパソコンで書くと直後に森リンの点数がわかる
手書きの利点は、間違って覚えている漢字がわかるということです。また、作文試験は手書きが普通ですから、試験直前ではやはり手書きで書くことに慣れておく必要があります。
パソコン書きではできないことがあります。それは、絵をかくことと図を書いて考えることです。パソコンで図を書くことは、できなくはありませんが、手書きよりも不便です。
そこで、いちばんいい書き方は次のようになると思います。
まず、手書きで構成図をじっくり書いて考えます。次に、その構成図をもとにパソコンで文章を書きます。漢字の書き取りは独自に勉強しておきます。
パソコンは文字を修正しやすい分、それが欠点になることもあります。これは手書きの場合も同様で、消しゴムを使うことになれていると、書き直すことが癖になります。パソコンでも手書きでも、できるだけ修正せずに一度で完成した文を書くことに慣れておくと、速く書くことができるようになります。