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家庭での作文の教え方5 絵と構成図  2010年2月19日  No.791

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 表記の説明に入る前に、作文の書き方を説明します。

絵をかく

 小学校2年生までは、作文を書く前に絵をかきます。小学校3年生以上は、作文を書く前に構成図を書きます。

 ほとんどの子供は、絵をかくことを喜びます。なぜかというと、絵は他人から間違いを指摘されたり上手下手を評価されたりすることがないからです。

 絵にはその子の個性が出てきます。上手下手などの優劣は、本来ありません。

 ところが作文の場合は、上手下手、正しい間違いなどの指摘があるので、子供は作文よりも絵をかくことを好むのです。

 絵をかくことが苦手な子供がいる場合、それは、子供のころに自分のかいた絵を笑われたり直されたりしたからです。

 絵をかくことは自分を表現することです。それは、作文によって言葉で自分を表現することと根が共通のものです。

 絵をかくのにかかる時間は10分から30分で、長い場合は絵をかいてほとんど終わりということもあります。

 絵をかいている間に、自分が何をかこうとしているのかということが輪郭を持ってきます。絵をかいて色を塗っている時間は、一見無駄なように見えますが、その中で子供は書くことを豊かにしているのです。

構成図を書く

 構成図も同様です。構成図で自分が書こうと思っていることを次々と思い浮かべて線で結んでいくと、考えが広がっていきます。

 小学生のころまでは、構成図の役割は考えを広げていくことですが、中学生や高校生になると、考えを深めることに役立ちます。

 構成図は、最初は枠のあるものの方が使いやすいようです。枠があると、その枠を全部埋めようとして考えが引き出されます。慣れてくれば、枠なしの白紙に自分の思ったことを次々と矢印で結んで書いていくことができるようになります。

 構成図を書くのにかかる時間は10分程度ですが、子供によってはもっと長くかかる場合もあります。構成図という名前から連想して、作文に書くべききちんとしたことを書くものだと考えてしまう子もいますが、そうではありません。作文に関係あることも関係ないことも含めて、思いついたことを次々に書いていくのが構成図のコツです。


 構成図には、特に堅苦しい書き方の決まりのようなものはありません。「ああせい、こうせい」というものがないのが構成図なのです。


【構成図の書き方】

 構成図を書くときに大事なことは、思いついたことを自由にどんどん書くことです。テーマからはずれていても、あまり重要でないことでも一向にかまいません。

 たくさん書くことによって、考えが深まっていきます。

 したがって、構成図は、できるだけ枠(わく)を全部うめるようにしてください。

 枠と枠の間は→などで結びます。この矢印は、書いた順序があとからわかるようにするためです。作文に書く順序ということではありません。

 構成用紙は、構成図の書き方に慣れるために使います。構成用紙を使わずに、白紙に自由に構成図を書いてもかまいません。

構成用紙の見本構成用紙を使って構成図を書きます。
頭の中にあるものをそのまま書くとき。構成図で書くとき。
初めに絵をかきます。(絵はどこにかいてもいいです)思いついた短文を書きます。(どこから始めてもいいです)
思いついたことを矢印でつなげていきます。関係なさそうなことでも自由にどんどん書きます。
枠からはみだしてもかまいません。全部うまったらできあがり。


【構成図の見本】

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