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勉強の出来不出来よりも大事なしつけ―父親を立てる賢い母親に  2010年4月15日  No.867
 URLは、https://www.mori7.com/index.php?e=867      





 大人が子供に何かを指示すると、すぐに、「なんで」「どうして」と言う子供がいます。そこで、大人はつい、「どうしてかというと……」とまともに返事をしてしまうことがあります。すると、ますます子供は、「なんで」「どうして」と聞いてきます。そうして、やがて指示したことがうやむやになるということがあります。

 家庭で、暗唱や読書の自習が難しいというのは、親と子の間にこのようなやりとりがあるからというのもひとつの原因になっていると思います。結局、親と子が同じレベルになっているということです。これは学校でも同様で、先生と生徒が同じレベルになっていることがよくあります。

 野生動物の世界では、例えば、親ウサギが鼻を鳴らすと、子ウサギは石のように動かなくなる、と言います(「シートン動物記」より)。親が長年の経験で、子供のためを思って指示することは、子供にとって絶対なのです。

 このことは、ペットの犬などについてもあてはまります。言うことを聞かない犬がいますが、これは人間が犬と同じレベルで接しているということです。

 見方を変えれば、これは日本人の平等感覚とも言えます。こういう感覚はよいことですが、しかし、本質的な平等感と、しつけにおける上下関係は両立させなければなりません。

 そこで、父親の出番です。子供が「なんで」「どうして」と母親に言ったら、父は即座に、「お母さんが、おまえたちのためを思って言っていることに、『なんで』とか『どうして』とか聞くんじゃない」とバシッと言っておしまいです。そのかわり、子供には、別の場面でたっぷり対話をしてあげればいいのです。

 もうひとつ大事なことは、「注意は1回だけ」ということです。よく、「○○をしなさい」とか「○○をやめなさい」と子供に言っても、子供が生返事だけで、そのまま同じことを続けているということがあります。すると、ほとんどの親は、同じ注意を二度も三度もしてしまいます。しかし、このことによって、子供は、「何度も言われてからやればいい」という習慣を学習してしまうのです。その結果、そういう家庭では、何度も言われて初めてやるという生活スタイルができてしまいます。

 一度でわからなければ、二度目にはゲンコツ(笑)ということができるのは、やはり父親です。しかし、そこで、母親が、「かわいそう」などと言ってはいけません。家庭では、父親の強さというものが大事です。それを支えるのが、母親の賢さです。我が家では子供のころ、ちょっと高い物を買ってもらったときは、母親に、「お父さんに、『ありがとうございました』と言いなさい」と言われました。こういうのが、母親のできるしつけだと思います。
 

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中3女子 20100416  
先日、NHKの「ためしてガッテン」で、’速読読解’についてやっていました。
それには、字を一つの固まりで読むと1ページを2~3秒で読めるようになるという方法でした。その方法の方が普通に読んでいる人よりも内容の理解度も高いという実験結果でした。
「ためしてガッテン」では、音読をする癖がついていると、
1字1字読んでしまうので、遅いし内容がイメージとして脳に残らないので、口に出して読むのはあまりよい習慣ではないということも言っていました。
4年間毎日、自習と、読解マラソンの音読をしていますが、少し悩んでしまいました。

森川林 20100416  
 それは、心配ありません。
 長文音読は、リズムをとらえて読むためのもので、暗唱などは音読をしなければ身につきません。
 普段の読書は黙読にしているはずですから、それが使い分けられていればいいのです。
 「フォトリーディング」という本を読むと、速読のコツがわかります。暗唱+速読で、両方がんばっていってください。


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