川の石が長年の間に丸くなるように、
時間がたつと何でもシンプルになる。
子供たちの勉強も、
長続きするものはシンプルだ。
おとなはつい、目先の変化のあるものや複雑なもので子供たちの興味を引こうとしますが、そういうやり方は長続きしないので、すぐにまた変化が必要になります。
いろいろな勉強の方法を複雑に組み合わせてあれもこれもやるよりも、昔ながらのシンプルな勉強を毎日続けていくことが本当の学力になります。
そのシンプルさに慣れるのが小学1年生のころです。
勉強は、単純なことを単純に続けていくものだと初めからわかれば、あとの勉強も楽に続いていきます。
最初に、面白そうなカラフルな刺激のあるやり方で次から次へと勉強をさせてしまうと、勉強とはそういうものだと思ってしまうので、かえってあとが続かないのです。
今の時代は子供たちの勉強も、飽食の時代になっているようです。
あまりにも、おいしそうなメニューがたくさん並んでいるので、ついあちこち手をつけて、結局食べきれなくなってしまう子も多いのでしょう。
お祭りのようなにぎやかなメニューは、たまにあるからいいのです。
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