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「子供が説明するのが下手なので、どうしたら」→「まず褒めること、そのあと似た話をしてあげること」(facebook記事より)  2013年4月19日  No.1790
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 何事も、最初に始めたときの印象が、その後ずっと続く印象の土台になります。作文も、最初に書いたとき、たくさん褒められれば好きになります。直すところを注意されれば嫌いになります。直すのは、充分に自信がついてからいいのです。

 子供が親に何かを説明するときも同じです。その説明が、どんなにもたもたしていて要領を得ないものであっても、最初に褒めれば説明が得意になります。最初に注意されれば説明が苦手になります。

 音読も、暗唱も、同じです。最初は誰でも下手なのが普通です。しかし、だから最初はたっぷり褒めてあげることが大事なのです。


 あるサイトに、「子供が説明するのが下手なので、どうしたらいいですか」という質問が載っていました。

 その回答は、「説明の仕方として、『いつ、どこで、だれが、なにを、なぜ、どのように』などを使って説明する方法を教えてあげる」でした。

 しかし、この回答のとおりに、お母さんが、子供の説明に、「それはいつ? どこで? だれと? なにを? なぜ? どうしたの?」などと聞いていったら、子供は確実に説明が苦手になります(笑)。

 説明の方法を教える以前に、その説明を楽しく聞いて褒めてあげることです。そして、その説明を聞きながら、お母さんが自分の体験で似た話をしてあげるのです。

 そのお母さんの説明の中に、自然に、「いつ、どこで、だれと……」などが入っているので、子供はお母さんと楽しく話をしながら上手な説明の仕方を身につけていきます。

 本当の勉強というのは、苦しく厳しく注意して直すものではなく、楽しく明るく褒めて自然によくなっていくものなのです。
【参考記事】
「あるがままを褒める―作文がなかな書けないときはすぐに電話を」
https://www.mori7.com/as/1623.html

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対話(45) 

 コメント欄

kaka 20170622  
私の娘も六年生で、いまだに2語までの文章でしか話さず、散々にしかってきました。もういまさらであきらめています。

森川林 20170623  
 あきらめのはまだ早い(笑)。
 これまでのことを子供に説明して、「これから、いつもいいところを見ていくようにするからね」と約束すればいいのです。
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