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国語力をつけるには、共感力と論理性  2013年7月5日  No.1869
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 facebook記事より。

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 人間は、自分が似た経験をしたものでないと、深く共感できないことがあります。
 その共感力の差が、読みの深さの差です。

 ところが、自分ができる経験は限られています。
 その経験を補うものが読書と対話です。
 だから、国語の勉強の基本は、問題集を解くことではなく、読書と対話を増やし、あとは理詰めで考えるということなのです。


 その「理詰め」の説明です。

 国語の選択問題の成績を上げるには、なぜその選択肢を選んだのかを説明できるだけでは不十分です。
 なぜその選択肢以外の選択肢を選ばなかったのかという理由を、それぞれの選択肢についてすべて説明できなければなりません。

 というのは、国語の選択問題は、そういう解き方をするように作られているからです。
 だから逆に、そういう解き方をすれば、原則として満点が取れるようにできています。
 人間が作った問題は、人間が解けて当然なのです。

 ところが多くの小中高校生は、「当たった」「当たらなかった」のレベルで問題を解いています。
 なぜそれがわかるかというと、問題用紙がきれいなままで、選択肢をひとつずつ考えたという形跡がないからです。
 問題用紙を見て、それがきれいなままであったら、それは理屈ではなくカンで解いているということです。

 こういう話を、実際にその子が解いた国語問題を解き直しながら1時間も説明すると、次の回からすぐに国語の成績が上がります。それもかなり急に(笑)。
 しかし、こういう話をしてくれる先生がほとんどいないのです。
 だから、国語の問題の見直しは家庭でやるのがいちばんです。

 では、親でも理屈で説明できない問題に遭遇した場合は、どうしたらいいのでしょうか。
 その問題は、できなくてもいい問題なのです。

 人生経験が子供の何倍もある親でも理屈で説明できない問題は、問題自体が悪問であるか、その答えの方が間違っていることも多いからです。ホント。
 (ただし、大学入試の問題になると、親と子が同じぐらいのレベルということもあります。)



 今日は、朝方涼しい雨が降っていましたが、もう雨も上がり穏やかな曇り空が広がっています。

 ところで、今週末から猛暑になるそうです。もう、しょうがないなあ。
 内陸部では36度以上になるとか。ε-(´o`;A アチィ

 これは、もう絶対海かプールですね。
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