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寺子屋オンエア方式で通信の授業も通学的なスタイルに  2014年3月12日  No.2102
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 昨日、寺子屋オンエアの実験授業をしました。google+のハングアウトオンエア機能を使って、自宅で勉強する生徒と教室をウェブカメラと音声で結び、互いの様子を見ながらそれぞれが自分の勉強や仕事をするという形です。
 実際にやってみて、この方式は、もう少し洗練されたものにすれば、通信の授業にも使えると思いました。

 言葉の森の電話通信の指導では、担任の先生が生徒に自宅に電話をして説明をします。生徒は電話を切ったあと、自宅で作文を書きます。書いている途中にわかりにくいところがあれば、教室に電話をして聞くことができますが、やはりわざわざ電話をするというのは億劫なのか、そういう電話はあまりありません。
 これがもし、オンエアで先生と生徒がつながっている状態であれば、生徒はすぐに先生に質問ができます。もちろん、先生はその生徒につきっきりでいるわけではなく、順番にほかの生徒に電話指導をしているのです。

 オンエアでつながっている利点は、もうひとつあります。それは、音声を切っておけば、画面は見えても、ほかの人の声は聞こえないことです。通学教室では、先生が生徒に説明をしたり生徒が暗唱をしたりするときに、他の生徒にもその声が聞こえるので、気が散る可能性があります。特に難しい課題を考えて書いている生徒には、雑音の入らない状態で静かに書く環境があるのが理想です。それが、オンエアの授業では容易に実現できます。

 人間は、ひとりで勉強するよりも、仲間と一緒に勉強した方が張り合いがあるようです。教室に来る生徒の中にも、自然に仲のいい友達ができて、その友達に会いに教室に来るというような感じになってきます。同じようなことがオンエアの授業でも成り立ちます。

 このように考えると、将来は、通学の教室に通うというよりも、自宅で通信のオンエア授業を受けるというやり方が一般化するかもしれません。

 日本は、都市部に人口が密集しているので、塾や予備校が駅前にあることが多く、通学でもそれほど負担に感じません。しかし、世界に目を転じると、勉強する場所が歩いて通える範囲にないという地域も多いのです。
 インターネットの回線や機器は、これから更に低廉化し、途上国でも利用しやすくなってきます。今後は、この寺子屋オンエア方式が、世界の教育の標準スタイルになってくるのではないかと思いました。

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