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読解の勉強は量より質。そして新傾向は語彙力の必要な読解問題  2014年7月29日  No.2190
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 言葉の森では、7月から、毎月4週目の読解問題の数を8問から2問に減らしました。
 8問全部を解こうとすれば30分以上はかかります。しかし、読解力は問題をたくさん解いたからつくものではありません。少数の問題でいいので、満点を取るように解くことで初めて力がつきます。8問解いて70点や80点を取るよりも、2問だけ解いて満点を取る方が大事なので、問題の数を減らしたのです。
 ですから、この2問でもし間違えたところがあったら、その理由を理詰めで理解しておくことが大事です。
 例年、高校3年生(のよくできる生徒)に、受験間際の秋ごろに読解問題の解き方のコツを教えるだけで、すぐに国語の読解問題の成績が上がります。これを見ても、読解力をつける勉強は、量をこなすことではなく質を高めることだということがわかります。
 この国語の読解問題の解き方のコツは、そのまま英語の読解問題にもあてはまります。

 ところで、これからの読解問題の傾向は、この理詰めに解く問題から少し変化してきそうです。
 なぜかというと、理詰めに解く読解問題では、誰もが満点に近い成績を取れるようになってきたからです。
 新しい傾向は、語彙力をもとにした読解問題です。この対策は、語彙力そのものの勉強をすることではありません。昔、「術語集」のような本が流行ったことがあります。今も、同じように、語彙を知識として覚える参考書や問題集が出ています。知識として整理しておくことは大事ですが、生きた語彙の感覚をつかむためには、それらの語彙を文脈の中で理解することが必要です。その勉強のひとつが問題集読書です。

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