国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

これまでの全記事
自習表のつけ方のコツ  2014年10月8日  No.2238
ホームページの記事は→2238


 港南台教室で、全員に自習表を配り、6日間全部つけてきた人には福袋ということにしました。
 よくつけてきた子が多かったのですが、つけ方のコツがまだよくわかっていない人もいたようです。そこで、自習表をつけるコツをいくつか。

 まず第一に、まとめて塗らずに、一つできたつど一つ塗るというようにすることです。
 まとめて塗ると、ただの色塗り作業のようになってしまい、かえってくたびれます。できたつど塗っていると、自分の自習が次第に形になっていく様子がわかるのでやる気が出てきます。

 第二は、できそうなことをすることです。しかし、できそうだと思っていても、何かが長引いて、ほかのことができなくなるということもあります。
 そういうときは、途中で軌道修正することです。最初に決めていたとおりにできないから、途中からもう少し簡単なものにしぼるというようなやり方をしていきます。そして、最終的に全部できることを目標にするのです。

 しかし、それでもどうしてもできなかったということはあります。

 したがって、第三に、どうしてもできなかったときは、赤と青の塗り分けではなく、できなかったところを黄色で塗ることです、
 できなかったことも、できなかったという形にしておけば、それはそれで達成感として残ります。
 うやむやのうちにできなかったとするのではなく、はっきりと自覚してできなかったということにしておけば、その土台の上にまた翌日も新しい気持ちで取り組むことができます。

 さて、子供の自習の項目を親が見ると、楽にできることしかやっていないように感じることがあると思います。
 特に、小学校高学年から中学生にかけては、わざとそういうことをやりたくなる時期にあたります。うまくさぼりたいとか、裏をかいてみたいとか、ごまかしてみたいとかいう心理が成長する時期なのです。
 だから、要領よく手を抜いてやっていることに目くじらを立てる必要はありません。子供と同じように、大人も笑って見てあげていればいいのです。

 しかし、同時に、折にふれて、人間の生き方について話をしておく必要があります。
 それは、勉強でも、仕事でも、人に見てもらったり、人に褒められたりするためにやるのではなく、自分が成長し、将来社会の役に立つことをするためにやるのだということを、家族の談話の時間などに言っておくのです。
 こういう骨格さえたまにしっかり話しておけば、普段は楽しく面白くやることを中心にしていっても何も問題はありません。多少の脱線があっても、それは大目に見ておけばいいのです。

 自習表は、塗り方がわかるようになると、楽しくなると思います。
 子供がなかなかやらないというときは、まずお母さんが自分でやってみて、その楽しさを味わってみるとよいと思います。

233-0015 233-0015 横浜市港南区日限山4-4-9言葉の森オンラインスクール 電話045-353-9063
 
 同じカテゴリーの記事
同じカテゴリーの記事は、こちらをごらんください。
自習表(5) 

 コメント欄
コメントフォーム

自習表のつけ方のコツ 森川林 20141008 に対するコメント

▽コメントはここにお書きください。 お名前(ペンネーム):

 フォームに直接書くよりも、別に書いたものをコピーする方が便利です。


 国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

受講案内の郵送(無料)をご希望の方は、こちらをごらんください。
(広告規定に基づく表示:受講案内の郵送を希望される方はご住所お名前などの送信が必要です)

電話通信の無料体験学習をご希望の方は、こちらをごらんください。
(無料体験学習をお申し込みの方に、勉強に役立つ小冊子をお送りします。)

Online作文教室 言葉の森 「特定商取引に関する法律」に基づく表示」 「プライバシーポリシー」