国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文と読書の深い関係  2015年10月27日  No.2450
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 作文がなかなか書き出せない、書くことがない、書いてもすぐ止まってしまう、という子がいます。本人も悩んでいますが、近くで見ている親はいらいらしてきます。
 作文がなかなか書けない原因のひとつは、実は作文にあるのではなく、読書にあることが多いのです。

 その反対に、いつも楽に書き出す子がいます。思いついたことを苦もなく書いて、しかも書くことを楽しんでいるような書き方をする子です。
 そういう子は、本をよく読んでいる子です。

 読書と作文がなぜ結びつくかというと、それは比喩的に考えれば、次のように言えると思います。
 運動をするには、エネルギーが必要です。そのエネルギーは、食べ物から来ます。「腹が減っては戦はできぬ」という言葉のように、エネルギーとして入るものがなければ、力として出てくるべきものも出てこないのです。
 しかも、食べ物が、一度に1週間分のものを食べるわけにいかないように、読書も、あるときまとめて読んだから、あとはしばらく読まなくていいというわけにはいきません。
 毎日食べるように、毎日読む必要があるのです。

 書く力を本格的につけるためには、まず読むことです。読書の原則は毎日です。週に何日か読むという読み方ではなく、少ないページ数でもかまわないので、何しろ毎日読んでいくことです。毎日読んでいれば、必ず読む力がつき読書が好きになります。
 そして、小中学生の場合は、家庭で本を読む習慣がある子と、がfっ子雨の成績がよい子との間には、高い相関があるのです。

 もちろん、読書は、勉強ができるようになったり、作文が得意になったりするためだけに読むものではありません。読書は、まず楽しいから読むものです。
 しかし、その楽しい読書の結果として、勉強もできるようになるし、作文も書けるようになるし、自分のものの見方も豊かになっていくのです。

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読書(95) 

 コメント欄

森川林 20151027  
 作文を書く力をつけるためにはまず読書、と言っても、それでは時間がかかりすぎます。
 そこで、即効的な対処法は、お母さんが子供と一緒に書く構成図です。これで、どの子も楽に書けるようになります。
 もっと簡単な対処法は、お母さんがアドリブで文章を口頭で言ってあげることです。そういう呼び水があると、途中から子供は自然にその続きを書くようになります。
 しかし、根本的な対策は、やはり読書なのです。
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