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条件反射的な勉強よりも、創意工夫のある遊びを  2016年9月7日  No.2657
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 なぜ小学校低中学年のときは、勉強よりも遊びが大切かというと、このころの遊びは、勉強よりもずっと頭を使うことが多いからです。
 この時期に、学校の勉強に熱中する子がいたら、それはかえって将来が心配です。
 勉強は、習慣がつけばよいだけで、そこでより難しいことまでできるようにする必要はないのです。

 このころの勉強は、頭を使っているとはいっても、頭の一部を条件反射的に使っているものがほとんどで、創意工夫ということはほとんどありません。

 だから、小学校低中学年のころは、勉強をさせる工夫をするよりも、遊びを創造的にする工夫をした方がよいのです。

 創造的な遊びとは、現実と結びついた遊びです。空想的な面があってよいのですが、その空想を現実にあてはめられることが大事で、バーチャルな世界での経験というのは、ほとんどの場合、創意工夫の余地はありません。
 多様な世界が提供されているので、創意工夫があるような気がするだけです。

 現実と結びついた創意工夫のある、しかし、お金や時間のかからない遊びを考えていく必要があると思います。

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遊び(6) 小学校低学年(79) 

 コメント欄

nane 20160907 1 
 子供が小学校低中学年のころは、勉強させる工夫をするよりも、遊びを創造的にする工夫をする時期です。
 勉強は、毎日の習慣がつけばいいだけですから、分量を少なくして、やることを決めれば、親が言わなくても自分で毎日勉強するようになります。
 無理にたくさんやらせたり、難しいことをやらせようとしたりするから、なかなか習慣がつかないだけなのです。


nane 20160907 1 
 遊びの工夫というのは、意外とおざなりにされています。
 本当は、子供をいかに楽しく創造的に遊ばせるかということがもっと研究されていいのだと思います。
 ただし、それは、お金をかけたり、手間をかけたり、特殊な技術を必要としたりするものである必要はありません。
 この点で、おじいちゃんやおばあちゃんの知恵がこれから生きてくるのではないかと思います。


jun 20160907 2 
勉強の成果は目に見える形で表れるので、つい勉強の方を優先しがちですが、子供が遊びから得られるものは、目に見えないだけで、実は、子供の成長になくてはならない貴重なものなのでしょうね。

mae 20160917 9 
「勉強をさせる工夫をするよりも、遊びを創造的にする工夫」。
そういえば、娘が熱中していたデザイナーごっこ。裏紙などを使って、お洋服や靴を絵でかいて、それを組み合わせる遊びなのですが、飽きずに、色々なパターンを作っていたものです。もちろん既成のおもちゃでも同じようなものがあるのでしょうし、逆にそういうものを参考に作りだした遊びなのでしょうが、与えられたものでなく、自分で作りだすことの喜びがそこにあるのだろうなあと思っていました。
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