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kindleのセルフパブリッシングで一人ひとりの子供の作文の作品集を  2016年10月2日  No.2697
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 子供の作文を、言葉の森を始めたときからずっときれいに保存していてくださる保護者の方がいます。
 今の原稿用紙スタイルは、散逸しやすいので、ファイルをしておかないとばらばらになってしまいます。
 だから、本当は、みんなにそうしてもらいたいのですが、毎週のことになるとつい後回しになってしまうことも多いと思います。

 そこで、清書だけはテキスト化して、ウェブにアップロードしておくことをおすすめしています。
 テキスト化して保存しておくと、子供が小さいころからの成長の記録がずっと残ります。
 すると、成長の過程で語彙が豊富になっていくことがよくわかるのです。
 その成長も一直線ではなく、いろいろなところで停滞があったり進歩があったりということがわかります。

 作文の勉強というものは、テストの点数のように上達が目に見える評価がないので、長くやっていると飽きることも出てきます。
 そういうときに、自分の作文の蓄積を見ると、進歩のあとがわかるのでやる気を取り戻すことが多いのです。

 小学3年生になると、学校でローマ字を習うので、自分でパソコン入力ができるようになります。
 アルファベットを教えるだけなら、小学1年生からでもできるので、もっと早くからパソコン入力をすることもできます。

 しかし、せっかくパソコン入力した作文が増えても、そのままではまだバラバラです。
 そこで、今考えているのは、kindleのセルフパブリッシングを利用して本という形にしておくことです。
 テキストだけでなく、そのときの画像などもカラフルに入れられるので、子供にとっていい思い出になります。

 これからは、子供だけでなく、お父さんやお母さんも、自分の個性を生かしてセルフパブリッシングをする機会が増えてくると思います。
 日常的な記録であれば、ブログやfacebookに記事を投稿する形でいいのですが、本格的なまとまったことを書こうとすれば、やはり形として残るものにしていく方がいいのです。

 そこで、言葉の森では、これから子供たちの記録をkindleのセルフパブリッシングで作品集にする企画を考えています。

 これまで、プレゼン作文発表会をしたり、作文検定をしたり、作文の勉強を形のあるものとして生かす工夫をしてきましたが、今度はそれにkindle作品集の企画も加えていきたいと思っています。


【追記】
 タッチタイピングに慣れるためには、自分の好きな歌を一曲歌いながら、その歌詞を入力する練習をすることをすすめています。
 このやり方で毎日10分でもタッチタイピングの練習をしていると、すぐに手書きよりも早く打てるようになります。
 しかし、書く過程はパソコン入力でいいのですが、考える過程には手書きが必要なので、構想図を書くときなど手書きの部分は残しておくことが大事です。

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 コメント欄

森川林 20161002 1 
 日本には、万葉集という庶民が詩を書いた伝統があります。
 同じように、これからkindleのセルフパブリッシングという庶民が本を書く文化が生まれてくるのではないかと思います。
 これを子供たちの作文の作品集として作っていくことを考えています。


nane 20161002 1 
 昔は子供たちの文集を作るとなると、文字だけで、モノクロで、手間がかかって、コストもかなりかかりました。
 これからは、電子書籍の文集になるので、個人別の作品集が、カラフルな画像も入れて、ほとんど無料でできるようになります。そして、田舎のおじいちゃんおばあちゃんも、孫の作品集をすぐにスマホで見られるようになります。


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