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作文で大事なのは復習ではなく予習  2017年11月4日  No.3080
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 先日、森林プロジェクトの会合で、作文教室を開いている先生からいろいろな話を聞くことができました。
 その中で共通していた大事な指導のコツは、事前の予習を重視するということでした。

 作文の勉強をしに来る生徒が、ただ単に教室に来れば指示が与えられて作文を書くだけというのでは、よい作文は書けないのです。

 これまでの作文指導の多くは、ただ書かせて、書かれたものを赤ペンで添削し、その添削をもとに生徒がよりよい表現を考えるという、どちらかといえば復習的な勉強を中心としたものでした。

 この作文の事後的な見直しというものは受験作文の練習をする時には大切ですが、通常の作文指導では重視していません。
 それは第一に、書いた文章見直すというのは、子供にとっても、また大人にとっても退屈な作業だからです。
 そして第二に、その退屈な作業の割に、添削された箇所を直して作文が上手になる度合いはかなり限られているからです。

 作文で大事なところは、骨格となる構成と、肉付けとなる題材です。
 この骨格と肉付けは、作文を書いた段階で決まってしまうので、事後的に直すのは表面に現れる表現だけになります。
 骨格と肉付けが決まっているものを、表面だけ直しても上手になる度合いは限られています。(※)

 そこで大事になるのが、事前の予習なのです。

※言葉の森は、作文を次の要素に分解して指導しています。
1.構成、2.題材、3.表現、4.主題、5.表記、6.字数、7.内容

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 コメント欄

森川林 20171104 1 
 作文に予習を取り入れるというのは、言葉の森が初めて行ったことだと思います。
 それまでの作文指導は、事後的な添削が中心でした。
 今でも、作文の指導というと、赤ペンの添削を思い浮かべる人が多いと思いますが、その添削というのは、作文指導のごく一部です。
 そして、添削は、赤ペンを入れる先生の苦労のわりに、生徒にとって役に立つのはごくわずかなのです。
 それは、生徒の文章力がまだ発展途上にあるからです。

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