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思考と作文を分けて取り組むための構成図と音声入力(付箋読書という本の読み方(その4))  2009年5月30日  No.505
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 読書において、「読書」→「思考」という関係があるように、作文についても、「思考」→「作文」という関係が成り立ちます。

 その「思考」の部分をカバーするのが、構成図です。



 これまで、文章を書くのは、思考と作文が同時に進行しているような書き方が一般的でした。書きながら考え、考えながら書いているので、書くこと自体は楽しいのですが、あまり能率のよい書き方ではありませんでした。

 言葉の森で、現在中学生以上の生徒が使っている構成図は、思考の過程を独立させたものです。(通学教室では、小学生から構成図のフォーマットを使って書く書き方をしています)

 作文を書くときに、書き出してはみたものの最後がどうなるかは書き終わってみるまでわからないという書き方をする人がよくいます。書くことを楽しんでいると考えればそれでもいいのですが、能率のよくない書き方ですし、作文の試験などではもちろん使えません。

 構成図を使うと、自分が書こうと思っていた材料が、頭の中からいったん全部紙の上に出てくるので、そこで考えを深めることができます。



 構成図で、自分の考えを深め全体の構成の見通しができるようになると、その構成図を使って、音声入力も簡単にできるようになります。

 「思考」の部分をカバーするのが構成図だとすれば、「作文」の部分を表現だけに絞ってカバーするのが音声入力です。「思考」と「作文」を一緒に行うのが、書きながら考えるという書き方です。

 どちらも、それぞれ利点がありますが、「思考」と「作文」を分けて行うことができるようになると、思考の能率も、作文の能率も、ともに何倍もアップします。

(つづく)

(この文章は、構成図をもとにICレコーダーに録音した原稿を音声入力ソフトでテキスト化し編集したものです)


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