https://youtu.be/2iriK4KqPvI
●これからの入試は記述力が中心に
これからの入試で評価の中心となるものは、主に記述力です。また、自分の考えをひとまとまりの文章として書き表すことのできる作文力、小論文力も重要になってきます。ひとことで言えば、記述力、文章力が、これからの学力の中心になってくるということです。
●選択式中心の入試とその限界
これまでの入学試験は、多数の受験生を短期間で採点する必要があったため、選択式の問題が中心でした。選択式の問題の多くは、考える力よりも、知識を正確に再現する力を測る問題です。そのため、学校や塾でも、知識を覚えることを重視した勉強が主流になっていました。
●入試制度の変化と長期的評価
しかし、入試制度は大きく変わりつつあります。東大や京大で導入された特色入試や推薦入試では、高校3年生の秋ごろから評価が始まり、その生徒の関心や思考力、表現力を長い時間をかけて見ていく形になっています。今後は、短時間のテストだけで学力を測るのではなく、その生徒がどのように考え、どのように表現するかを重視する入試へと移行していくのです。
●すでに進む記述式への移行
実際、現在の国公立大学の入試問題は、すでに多くが記述式です。こうした流れを考えると、記述力や小論文力を育てることが、これからの小学生の勉強の重要な方向性であることがわかります。
●記述力はどのように育てるか
では、記述力、文章力はどのようにして身につけていけばよいのでしょうか。
●第一の柱――実際に書くこと
第一に、最も基本となる「書く力」は、実際に文章を書くことによって育ちます。文章の書き方を知っているだけでは不十分で、何度も書くことによって、手と目と頭脳が自然に連動する状態をつくる必要があります。文章を書き慣れること自体が、小学生にとっての大切な基礎学習なのです。
●学年が上がるほど書く機会は減る
ところが、学年が上がるにつれて、家庭で子どもに文章を書かせる機会は少なくなりがちです。低学年では比較的取り組みやすくても、中学年、高学年になると、意識的に工夫をしなければ、書く練習の場が失われてしまいます。
●第二の柱――親子の対話で思考力を育てる
第二に重要なのは、考える力の土台となる親子の対話です。子どもの思考力は、主に対話と読書によって育ちますが、小学生が自分から進んで難しい本を読むことは簡単ではありません。無理に読ませようとすると、かえって読書嫌いになることもあります。そこで、小学生のうちは、まず親子の対話の中で思考力を育てていくことが大切になります。
●作文課題が対話を深めるきっかけに
この親子の対話に役立つのが、作文の課題です。特に高学年になると、考えるテーマが増えてくるため、事前に家族で話し合う時間を持つことで、書く材料が見つかりやすくなります。作文を通して思考力を育てると同時に、家族の団欒や対話の時間を豊かにすることができるのです。
●第三の柱――読書による語彙力と表現力
第三に、記述力を支えるものとして、読書による語彙力、表現力の向上があります。作文がなかなか書けない、書くのに時間がかかる、何を書けばよいかわからないという子どもに共通して見られるのは、読書量の不足です。反対に、日頃から読書をしている子どもは、文章を書くスピードが速く、表現も自然で、書くことを苦にしません。さらに力がついてくると、文章を書くこと自体を楽しめるようになります。
●毎日読む習慣をつくる
読書は、易しくて面白い本から始め、徐々に読み応えのある本へ進んでいくことも大切ですが、それ以上に重要なのは、毎日読む習慣をつけることです。
●小学生からの積み重ねが未来をつくる
記述力、文章力は、特別な訓練だけで身につくものではありません。書き慣れること、作文を通して親子で対話をすること、毎日読書をする習慣を積み重ねることによって、少しずつ育っていきます。
大学入試改革に対応する学力は、受験直前の短期間の勉強で身につけられるものではありません。小学生のうちから、日々の家庭生活の中で、時間をかけて育てていくことが大切なのです。
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