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読解力の先にある作文力(その2)  2026年6月18日  No.5528
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●テストとしての読解、本来の読解

 国語読解の問題は、答えがあるので問題にしやすいという面があります。

 しかし、それが広く行われているのは、読解問題が子供の学力向上に役立つからではなく、ただ採点がしやすいから行われている面の方が強いのです。

 昔、江戸時代や明治時代には読解のテストのようなものはなかったと思いますが、多くの人が優れた書物を読み、考えていました。

 大事なのは読解のテストでいい点を取ることではなく、難しい文章を読み、その内容を自分のものにできることです。
つまり、文章を読み取ることが本当に必要なことであって、読解のテストでいい点数を取ることは、テストのために必要なことでしかないのです。

 しかし、読解のテストが国語のテストとしてある以上、いい点数を取る方がいいことはもちろんです。

●読解テストで高得点を取るための2つのコツ

 そのコツのひとつは、緻密に解く解き方を身につけること、もうひとつは、難しい文章を早く読み取る力を身につけることです。

 緻密に解く解き方にはコツがあります。
 しかし、学力の優秀な生徒でも、その解き方を知らないために高い点数を取れないことがあります。
 そのコツのひとつは、推測して読むのではなく、文章に書いてある範囲だけで読み取るということです。

●難しい問題に共通する2つの特徴

 難しい問題には2つの特徴があります。
 ひとつは、同じことが違う言葉や言い回しで書いてあるために、合っていないと思ってしまうことです。

 もうひとつは、同じ言葉や同じ言い回しで、違うことが書いてあるという問題です。
 表面的に読む人は、同じような言葉が使われているから○だと思ってしまいますが、内容をよく考えると違う話なので×だということです。

 読解検定の解き方のコツも、基本的にこの2つです。
このように緻密に読むということが、集中して読むということです。

●テクニックの前に「読む力」を鍛える

 ただし、解き方のコツで一瞬にして成果が上がるのは、もともと読む力のある学力の高い生徒です。

 多くの生徒はそこまで行っていません。
 読み方のコツを身につける前に、難しい文章を読む力をつけることがいちばんの基本です。

 そのための勉強法のひとつは、何しろ毎日読書をすること、そして難しい文章のエッセンスが詰まっている国語問題集の問題文を 読書代わりに読むことです。
 その問題集読書は、1冊の問題集を5回以上繰り返して読むことです。
 精読とは、この復読のことです。

 以上が読解力をつけるコツです。

 このコツを身につけるためには、毎月の読解検定に取り組み、100点を取ることを目指すことです。
 少なくとも80点以上取らなければ、緻密に読んでいるとは言えません。

●国語の勉強で本当に大事なこと

 国語の勉強の中心となっている読解の問題は、答えがあるから採点しやすいので行われているということを最初に述べました。

 国語の勉強で大事なことは、読解のテクニックを身につける前に、多読と難読と復読で読む力をつけることです。

 そしてもうひとつ大事なことが、読む力とともに書く力と考える力をつけることです。

(つづく)

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