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中学生や高校生になるほど上がりやすい国語の成績  2009年12月4日  No.701
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 小学生のころの国語力は、学校や塾の勉強で成績が上がるというよりも、家庭での生活時間の中で上がる面があります。

 例えば、毎日1時間は読書をする子と、毎日テレビしか見ないという子がいた場合、1週間で7時間もの日本語生活の質の差が出てきます。この差は、塾で国語の勉強を2時間や3時間しても到底逆転できません。小学生のころの国語力は、身近な文章を読む力ですから、読書や対話ある家庭生活をしている子の方が国語の成績はよくなります。

 しかし、中学生や高校生になると、これがそうではなくなるのです。中学生や高校生に必要な国語力は、より難しい文章の読解力になります。ところが、日常生活でそのような難しい文章を読む機会は、どの子も等しく少なくなっていきます。本をたくさん読む子でも、学年相応の難しい本ではなく、軽い読み物ばかりであれば、本を読まない子と基本的には変わりません。

 そこで、中学生や高校生になると、意識的な国語の勉強の有無が大きな差になってきます。この場合の意識的な国語の勉強とは、入試の問題に出てくるような比較的難しい説明文や物語文を読むことです。

 言葉の森の生徒の中で、小学生のころは国語が苦手だったが、中学生の間に次第に国語の力がつき、中学3年生になるころにはいつのまにか国語が得意になっていたという子がいました。その子は、英語と小論文で難関大学にストレートで合格しました。

 国語というのは、学年が上がれば勉強の仕方次第に得意になることのできる教科です。小学校高学年で国語が苦手だという人は、これからの勉強次第だと考えていってください。

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