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家庭での作文の教え方9 ひらがなで書く字  2010年2月26日  No.804
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 ひらがなで書いた方がよい字があります。
 漢字としての意味が弱い字はひらがなで書いて読みやすくするというのが原則です。

 よくあるのは、次のような例です。「事、所、物、為、様、位」などは、ひらがなで書くのが一般的です。

許可しないことがある(△事)
現在のところ差し支えない(△所)
正しいものと認める(△物)
そのために(△為)
そのようだ(△様)
それぐらい(△位)

 漢字とひらがなの使い分けの基本は、昭和56年10月「事務次官等会議申合せ」の「公用文における漢字使用などについて」に載っています。また、「常用漢字音訓表」で読み方が指示されていない漢字はひらがな書きになります。

 こういう文字の書き方を調べるのに便利な辞書は、「必携用字用語辞典 中型版」(三省堂)です。(アマゾンで見てみると、2010年2月現在、中型版はなく、一回り小さいサイズの縦15cm横8cm厚さ2cmのものが1050円でした)

 ひらがなで書いた方がよい字は、次のとおりです。(全部で約150字なので30回音読すると頭に入ります)

かなり ふと やはり よほど おって かつ 
したがって ただし ついては ところが ところで 
また ゆえに -ない -だけ -ほど -こと 
-とき -ところ -もの -とともに -ほか -ゆえ 
-わけ -とおり -がある -がいる -になる -ができる 
-てあげる -ていく -ていただく -ておく -てください 
-てくる -てしまう -てみる -がない -てよい 
-かもしれない -にすぎない -について -げ -ども -ぶる 
-み -め -ため -まで -よう -ぐらい

 原則として漢字で書いた方がよい字は、次のとおりです。(全部で約110字なので30回音読すると頭に入ります)

彼 何 僕 私 我々 必ず 少し 
既に 直ちに 甚だ 再び 全く 最も 
専ら 余り 至って 大いに 恐らく 必ずしも 
辛うじて 極めて 殊に 更に 少なくとも 絶えず 
互いに 例えば 次いで 努めて 常に 初めて 
果たして 割に 概して 実に 切に 大して 
特に 突然 我が 及び 並びに 又は 若しくは

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