国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   Not easy but pleasant   E34

 人間は、常に刺激を求めている。だからこそ、同じことをし続けていれば飽きる。なぜなら、我々のからだは、そのすべての部分がいつも同じようにはたらいているわけではない。寝ているとき、座っているとき、しゃべっているとき、歩いているときは、はたらいている神経も筋肉も同じではない。
 今、人間は“ストレス”という病に侵されている。その原因は“人間に楽をさせる”という考え方である。その例に挙げられるのが、自動ドア・エスカレーターなどである。このような考えや機能が発達してきた理由はただ一つ、“需要があるから”である。今となっては、自動車のドアにまで“自動ドア”が設定されているほどである。こうして楽をしていると身体的にはリラックスできるかもしれないが、常に刺激を求めている“心”には多大なるストレスが掛かっている。実際に私は、学校の帰りにエスカレーターを使って上っていた階段を、いつの間にやら階段を上るほうを自ら選んで、今ではそれが習慣となっている。
 我々は、刻一刻たえず新しい身の統合をなしとげている。そうであるが故に“人間に楽をさせつつ飽きさせないもの”を開発するのだ。そのよい例がロボットである。人間の手伝いをすると同時に、相手もしてくれる。しかし、それには問題も生じてくる。人間の身体は、使えば進化するが使わないと退化してしまう。人間が今のように地上で生活できるようになったのは、水中で使わなかったものを退化させた代償として手に入れた産物の、言わば“偶然の産物”と言っても過言ではないことなのだ。
 確かに楽は誰でもしたい。しかし、そこで楽をする事によって得られるものはごく僅かである。楽をすることは、猿にだってできてしまうのである(笑)。そこで私たち人間がしなくてはならないのは“いかに楽をするか”ではなく、“いかに困難なことを楽しくするか”である。困難も楽しければ挑む楽しみが湧いてくる。それが大切なのである。「脱皮できない蛇は滅びる」という諺があるように、いつまでも同じところに留まっていては何も始まらないのだ。一歩一歩確実に前進していけば、必ず未来は切り開かれるであろう!

   講評   jun


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