創造と発表の新しい学力
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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情報は魔物だ! クラシック
私達にはテレビで流される情報には、嘘など無い、と、そう思ってしまう傾向がある。しかし、その裏にあるのは、えげつない加工、情報操作だったりするのだ。白いものを、瞬時にして、黒にする。それがテレビだ。
たとえば、同じ目的で開発された、種類の違うものがある。片方は使いづらく、もう片方はとても使いやすい。
結果、使いやすい片方が売れ、使いにくい方が売れ残るのは明白だ。ところが、これがテレビで放送されたとしてみよう。使いにくい製品の、数少ない良いところばかりを写し、反対に、使いやすい製品の数少ない悪いところばかりが映されると、あっというまに、使いやすい製品と、使いにくい製品の立場が逆転してしまうのだ。
映像を伴う画像を、真っ向から叩き付けられた時、人は、どうしてもそれを信用してしまう。裏で、どんな加工がなされているかも、知らずに。
はたして、テレビの情報に、踊らされない方法はあるのだろうか? これは、自分の目で確かめるまで信じるなとしか言いようが無い。
新聞とテレビの相違点を見つけ、重なっている部分だけを信じるという方法もあるが、あまりお勧めできない。確かに、より正確に近い情報を得ることができるだろうが、それが完璧に正確とは思えない。裏で、種類の違う情報メディア同士が、手を組んでいるのかもしれないからだ。
情報は魔物だ
どこかの作家が、こんな言葉を残したのを覚えている。たいして有名な作家というわけではないので、名言というには、役不足かもしれない。無論、私も、この文を書くまで、すっかりこの言葉をわすれていた。だが、この一言は、加工された情報がいかに信用できないかと言うことを、たった6文字で言い表してしいる。情報=モンスター、笑い事ではない。これは事実だ。
今回、これを書くにあたって、私はつくづく思った。疑うこともどうかと思うが、完全に信じきることも、賢明とは言えない、と。
テレビが与えてくれたものは、新たなる娯楽、そして、『加工された』情報だった。
講評 jun
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