国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   フィクション   らくだ

 フィクションの書き手の、創るということを認めるなら簡単だ。他人というものは、理解することはできないのか、という苛立ちからも脱け出せ、事実の核に到達できないという絶望からも解き放たれる。「真実」とやらにも接近できる。ノンフィクションも「在る」ということによって支えられている力を付与されているのだ。ノンフィクションとは、事実の断片による、事実に関するひとつの仮説にすぎないのだ。
 私が読む本の七十%が、事実をモデルにしている本だ。(でも、決し伝記みたいな偉そうなものは読んでおりませんのでご了承下さい)もし、事実だけ書いていただけの文章だったら動機もよく分からなく、話さえ理解できないと思う。箇条書きをつらつら書くのではなくその間に心情などを入れることで読み進んでいる私もよく理解できたし、面白さが増して、また、ついつい同じような本を買ってしまう。げへへ…フィクションを入れることに更に事実に近いものになっていると思う。
 フィクション…、小学六年生の時、私の学校の先生は調べたいことを調べて作文用紙にまとめて提出しなさい。と、言ったことを思い出す。その頃、お馬鹿さんな私はミステリーにはまっていたらしくみんなとは、地球と冥王星あたりぐらいテーマがかけ離れていたが、何かわからんが、ミイラの話がきにいったらしく「ファラオの呪い」と、言う題名で調べることにしたらしいが、私の金魚の鼻くそぐらいな脳みそでは古代についてなど全くわかるはずがなかった。結局、とても規則にルーズな私は二度とその作文を世にさらすことはなかったそうだ。(笑え!笑うんだ)何でこんなことを書いているのかというと、「ファラオの呪い」をまとめようとしたけど事実の断片をひとつずつくっつけていこうとしたが真実がわからなく提出できなかったのだ。でも、この文章を読んで、どんなにあやふやな状態でも、書き手がどの断片を選ぶことによって「在る」ものの事実野質感がリアルになることがわかった。あやふやでも、本人には事実なのだから。そう思うと、あの時提出しとおけばよかったと思う。
 何よりも一番大切なことは「道は近くても、行かなければ到達しない。」と、いうように踏み出さなければ事実にも真実にもたどり着けないのだ。

   講評   jun


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