創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   楽より苦でしょ!   あとえ

私は、友達同士がけんかしていても、めんどくさいので、人任せにして、一人逃げていた。その方が、とばっちりを受けることも少ないし、楽だった。この体験から、障害物は、ぶつかるより、避けて逃げるのが一番だと思う。
確かに、苦を避けるために、障害物から逃げるというのも一つの考えだ。しかし私は、ピンチになると、創造性を発揮できるような人間になりたい。
その方法として第一に、障害物をつくることだ。障害物がなければ、創造性もへったくれもない。乗り越える壁を作ってこそ、創造性が生まれるのだ。小学校の低学年の頃は、別に乗り越える壁も、目標も何もなかった。だから、毎日学校行って、友達と遊んで、たまに勉強して...という風に、なんの変哲もない、つまらない時間をすごしていた。しかし、小学校の6年生になって、百人一首を習ったとき、友達がものすごく強くて、全然かなわなくて、とてもくやしかった。初めての大きな壁だった。だから、私は、友達に勝とうと思った。誰よりも強くなろうと思った。そして、一生懸命練習をした。どんな風に構えればとりやすいだろうか、この札はなんて覚えようか...色々試行錯誤して、強い人という厚い壁をこえようと必死になった。3ヶ月後、私は見事に厚い壁を破った。その時の感動は今も覚えている。こんな風に、何か目標があると、障害物もできるし、創造性もできてくるのだ。
第二には、頭をやわらかくするということだ。よく、テレビや本で、一休さんという話を聞いたことがある。一休さんは、とんちの天才で、とても頭のやわらかい人だ。何か、障害物があると、座禅を組んでしばらく考え込み、するりと障害物を乗り越えてしまう。私は、一休さんは、とんちにも優れているが、とても創造性の豊かな人なんだと思う。頭がやわらかくなれば、創造性も豊かになるのだと私は思う。だから、私は、頭のやわらかい人間になりたいと思う。
「何事もしない者だけが、失敗しない」という名言がある。この名言と同じように、何か夢中になる物や、スポーツなどもせずに、毎日をぐうたら過ごしていたのでは、障害物も何もない人生だ。別に、苦があるわけでもなく、不幸せな人生にはならないが、障害物を越したときの達成感や、うれしさを味わうことは一生ない。そんな人生はつまらない。だから私は、多少の苦は我慢して、最高の幸せを味わえる生き方をしたいと思う。

   講評   koni

 
由希子ちゃん!! 相変わらずすごいね。この力作を20分で書いてしまったんだね。

 第一段落では実例をあげ、書き出しの意見をはっきり書くことができましたね。
 
第二段落では【方法一】を書くことができました。「障害物」という言葉を使ったところがとてもいいですよ。体験実例も上手に書けたね。

 第三段落では【方法二】を書くことができましたね。「一休さん」の実例もいいですね。

 第四段落では名言の引用をして生き方の主題でまとめることができました。由希子ちゃんが書いているように、何もしなくても一日は過ぎていくものね。私の人生は私が主役であり、私が脚本を書く、そういう気持ちでいると、苦しいことも終わってみれば楽しいことになっているかもしれないね。

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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