国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   言い方と書き方   スヌーピー

多くの日本人にとって、欧米の文化や風俗習慣は、依然として自分たちの生き方の目標や憧れの対象であるようだ。たとえば食堂などで給仕が「水」と言えばよいのに「ウォーター」を使い、「いちご」という日本語があるのに、わざわざ「ストロベリー」と呼んだりする。
ファーストフードに行くと、飲み物のことで、「ストロベリーと、チョコレートと、バニラ味がありますがどれにしますか?」とたずねられる。もし、その飲み物をまだ一度も口にしたことがなくて、「ストロベリー」と言わずに「いちご」と言われていたら、私ならチョコレート味かバニラ味を注文していたと思う。なぜかというと、「ストロベリー」と聞くと「甘い味」という感じがするが、「いちご」と聞くと「すっぱい味」という感じがするからだ。私は、すっぱい飲み物より、甘い飲み物の方が好きなのでそうしていたと思う。
自動車は、英語で「カー」と言う。普段にも「○○カー」と使うこともある。「カー」というのは「自動車」と比べて、短い言葉なので言いやすいが、もし私が「カー」という意味を知らない人だったのならどちらの言葉のほうがいいと思うだろうか。「自動車」は、漢字で書いてあるので漢字の意味を一つずつ考えていけばだいたいの意味は分かる。けれどもカタカナで書いてあると意味は全然分からない。
言い方・書き方を変えることでイメージが違ったり読みやすくなったりする。だから、言い方・書き方を変えることは思っている以上に大事な役割をしている。

   講評   yuri

◆美佳ちゃん、こんにちは。2週目の感想文、ちゃんと届きましたよ!

★今回の長文は、同じものを指す言葉でも日本語と外来語と言い方が複数ある言葉について書いてあったね。日本人はず〜と昔から、外国のものを取り入れるのが上手だった。もともと、今私たちが使っている言葉だって、中国から伝わった漢字を変形させたものだもんね。でも、それを”日本語”として使っていくうちに、日本独特の文化が混ざってくる。美佳ちゃんが挙げた「いちご」と「ストロベリー」の例がとても分かりやすいね。いい例を考えられたね。「いちご」というと、春に食べるくだもののイチゴの味を想像するから酸っぱい気がするんだよね。反対に「ストロベリー」というと、ジュースやアメなどのお菓子でイチゴ味の物を連想するから甘い気がする。元は同じ物を指していても、使われ方によって段々イメージが固定されてくる。おもしろいね!                 
◎この感想文は、とてもよくまとまっているので清書候補にしよう!

毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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