国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   良い手助けと悪い手助け   ベッカム

 手助けをするというとほとんどの人が良いイメージを持っているが全ての手助けが良い訳ではなく悪い手助けもあると思う。
 良い手助けというのは、手助けをされている人が損をせずにまたその人のためになるもののことを言うのだと思う。たとえばお年寄りが困っているときにそのお年寄りを助けてあげたり、いくら考えても分からなく時間だけが過ぎていってしまうようなときにその問題を相手に理解させながら教えていったり友達の買い物につき合い帰りの荷物を持ってあげたりというのは良い手助けだと思う。僕もバスの中でお年寄りの人に席をゆずったことがあるが、そのとき、そのお年寄りは何度もお礼を言いながらすわってくれたので手助けをして良かったと思った。要するに相手のためになるような手助けは良い手助けである。
 一方、悪い手助けというのは、自分の友達が宿題をやってきてなかったので丸写しにさせてあげたりゲームを買ってきたのにすべて攻略本を見てクリアしてしまったりする手助けである。僕は、どうしても宿題をやりきれず、友達に写させてもらったことがある。そのときは助かったが、自分で問題を解いていなかったので計算式などがわからず、授業中当てられないかと冷や冷やした。まだジャングルでうちの母親のようなゴリラに追いかけられている方がましであったかもしれない(笑)。要するにその人のためにならない手助けは悪い手助けである。
 良い手助けも悪い手助けもあるが、一番大切なことは、「上手なプレーをしたときよりも、悪いプレーをしたときの態度が大切である」という名言があるように悪い手助けをしたときやしてもらったときにその分を取り戻すための努力をすることである。

   講評   nara

 ありゃりゃ、お母さんがゴリラとは! 恐いお母さんであれば、「ゴリラの子どもも、ゴリラでしょ。」と一喝しそうだなぁ。
 書き出しがいいね。「手助け」や「ボランティア」という言葉には、善意あふれるイメージがあるけれど、必ずしもそうではない。こういう多角的な見方をすることは、大切なことだ。「相手のためになるか、ならないか」こういう基準を明確にしたのはわかりやすいね。もう少し広げて考えると、「手助け」をする側と受ける側が存在する。ここを細かく分析すると、より深みが出てきそうだね。例えば、「相手のためになる」と思ってやった手助けが、そうは受け取られないというケースも出てきそうだよ。まとめの段落に「したときやしてもらったとき」ということともつながりが出てくるからね。
 まとめはいつもながら、名言をうまく引用できている。この名言は内容によく合っているね。よかれと思ってやったことが、そうならなかった場合、それを次にどう活かすか。この名言はいろいろな場で使えそうだ。

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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