創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   文化の違い   いれる

ケーキミックスは、さまざまな国で大ヒットした。アメリカを始めとし、ヨーロッパやオーストラリアなどにも進出した。しかし、ある一部の国にはこれが受け入れられなかった。それは、日本などの米を食事の中心としている国々である。ケーキミックスの製造会社は日本に商品を売り出す際、日本の文化の特徴を利用して自動炊飯器を使って作れるケーキミックスを開発した。しかし、それが米を主流とする日本の文化には裏目に出てしまい、また、その頃にオーブンなど持っている家庭はごくわずかだったため、結果的にケーキミックスの日本進出は大失敗に終わったのだった。
これは、米が日本にとって、どれだけ重要な食べ物かという事が分かる、文化の違いからくる問題である。文化の違いといえば、僕も3年間アメリカに住んで、色々と感じた事があるので幾つか挙げていきたいと思う。まずは、人々の異人に対する接し方だ。僕が最初にアメリカの現地校に転校してきた時、僕の頭の中には不安と恐怖でいっぱいだった。日本の学校に外人が来たらその外人が皆から避けられるように、僕も皆から同じ様に避けられるのかと思ったからだ。しかし、皆は僕を最初見たとき、英語を喋れないと知っていながら近寄って喋りかけてくれたのだ。これは、周りにたくさんの外人がいる生活に慣れているという、アメリカの日本とは違った文化からくるものだと思う。
また、文化の違いをもう一つ身を持って体験した事がある。それは、友達のバースデーパーティーの時のことだ。僕はプレゼントと、手紙を持ってその彼の家に行った。そして、皆が集まり、ケーキを食べようとしたとき、彼はいきなり僕らの書いた手紙を音読し始めたのだ。僕は恥ずかしくなって、やめさせようとも思ったが、これがアメリカの文化なのだなと感じながら自分を押さえていたのを覚えている。(笑)
人間は国によって違う言葉を話すし、違う文化ももっている。しかし、人間というのは一つの同じ動物の種類であり、互いに力を合わせるべきものである。三人よれば文殊の知恵とも言うように、一つの国だけでは出来ない事でも、世界が力を合わせれば世界が着実に成長していくだろう。だから、これからは文化の違いなどを互いに理解しながら生きていかなければならないと思う。

   講評   tune


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