創造と発表の新しい学力
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
小学1・2年生
小学3・4年生
小学5・6年生
中学1・2・3年生
高校1・2・3年生
必要 海亀航
僕はサッカーの練習の時に右の足首をひねってしまった。その時はチーム対抗のドリブル競争だったのでみんなを気にして大丈夫なふりをして、1番でゴールしたけど痛みはふえるばかりだった。友達が「大丈夫か?」と声をかけてくれたけど「大丈夫」と答えた。でも、心の中で「痛い」と思い続けていた。次は試合をやった。ゴール前でボールをもらってターンした瞬間、「一難去ってまた一難」、右足に激痛がはしった。また同じようにひねってしまった。サッカーの練習が終わった後、寝るまで痛すぎてじっとしてられなかった。ひねった時点でやめておけばこんなに痛くなかったかもと悔しがった。
僕にはこんなことが日常によくある。(笑)例えば、爪を切る時半分まで深く切りすぎて痛いのにそこで切り終わらないで全部切ってしまって血がでてしまったり目のこすりすぎで目が赤くなって痛いのにかまわずこすり続けて結膜炎になってしまったりということがよくある。
人間にとって痛みとは必要不可欠なものである。痛みがなければ人間はけがをしていても自分では気がつかない。しかし、痛みがあれば人間はけがをしているのに気づかずにはいられない。でも、痛みを無視してがんばるのも大切だと思う。
講評 nane
痛かった思いでは、ちょうどぴったりの体験実例があったね。それにしても、くじった足でそのままサッカーを続けるというのは、元気がいいね。爪の切りすぎとか、目のこすりすぎとか、何だか、共通しているところがあるなあ。(笑)
第二の実例は、このように、自分の別の話でもいいし、お父さんやお母さんに聞いた話でもいいよ。もし、自分の第二の話が見つけにくいときは、身近な家族に似た話を取材してみよう。
結びの「人間にとって」という一般化がよく書けた。このように、いつも大きくものごとをとらえていくことが大事だね。痛みがなかったら、本当に倒れるまでがんばってしまうかもしれないからね。しかし、そのあとの「でも、痛みを無視してがんばるのも大切だと思う」は、海亀航君らしい。痛みなんかに負けていられないときって、あるものね。
表現項目が全部◎なのは、さすが。字数800字は大変だけど、9月1週の進級試験のときに書けるようにしておこう。
それでは、これからもこの調子でやっていこうね。
毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘
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しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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