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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   今の言葉   こめ

 まず世代間の断絶が背景にある。若者の造語に旧世代はついていけない。同世代にしか通用しない隠語がまかり通っている。(中略)若者言葉は日本語の境界線でさえ飛び越えていく。従来の尺度を超えた変容が進む。この現状をどう考えたらよいか。もともと地域による違いもある。「ら抜き言葉」が普通に使われている地域もある。方言の豊かさを尊重すると一方でいいながら、他方で、共通語の基準をたてに「認知しかねる」と断じられることに対する反発もあろう。
 僕は、この場面を読んで、毎年のように新しい言葉ができていくのだなと思った。その理由は、今は本文のような言葉は使われていないからだ。そして、僕は、ら抜き言葉は、共通語では間違っている文法だと思う。その理由は、僕の家のパソコンに入っている日本語入力システムでは、ら抜き表現を変換すると、「≪ら抜き表現≫」という文字が変換された文字と一緒に出てくるからだ。
 日本の過去をたどっていくと、今とは全く違う言葉が出てくるし、仮名の読み方も違う所がある。僕は、学校の国語の授業で、これを現代語に直すという問題があったが、なかなかできなかった(笑)。いつ、この言葉が今の日本語になったのかは、わからない。だが、長い間使われていたにちがいない。だが、最近の言葉は、昔の日本語よりもさらにややこしい言葉が多い。それに、毎年のように新しい言葉が出てくる。本文にも書いてあるが、同年代にしか通じないという言葉が最近とても多い。今となっては、本文に書いてある「ぱんぴー」や「アンビリ」といった言葉は聞きもしない。
 このような現状で、本当にいいのか。確かに、新しい言葉の方がいいという意見がある。古い言葉だと、今の時代の流れについていけない。それに、方言をまとめて1つの日本語(共通語)にしておかないと、大変苦労する。その理由は、地方ごとに言葉がバラバラになっていると、違う地方の人が引っ越してきたときに、話していることがわからないことがあるからだ。
 しかし、新しい言葉だけでは良くないという意見もある。前に書いた方言を1つにまとめてしまうということをやると、今まで使っていなかった言葉が入るために、これもとても苦労する。地方ごとの伝統を保存していくということは、大事なことなのだ。また、前にも書いたが、新しい言葉というのは、毎年のように造られる。その言葉は、最近は意味のわからない言葉が多い。そのため、どんな年齢でもわかる言葉も必要だ。それにもかかわらず、今の若者の多くは、歳が違う人でも同年代にしか通じない言葉を話す(若者が言うことではない?)。僕は、こういう人達には、正しい日本語を学習してほしいと思う。
 日本語は、他の言語に比べて、表現がとても豊かである。だが、それにより、いろいろな単語が造られ、本来の日本語が失われかけている感じがする。特に、若者言葉は、日本語とは言えないほどわからない言葉がたくさんある。だが、古い言葉ばかりに頼っていてはいられない。新しい言葉というのは、日本人全員に意味が通じ、実用的なもののことをいうと思う。

   講評   yuu

                                           

 複数の意見を上手に論じられましたね。それぞれの意見に対する実例も一生懸命考えてくれました。
 一段落の要約では、「造語」・「隠語」という言葉を用いてくれたのも非常に良いですね。私もこの長文の読んだときにはまずこの二つのキーワードにチェックをしました(笑)。


 造語も隠語も決していけないわけではありませんね。どちらも現代の日本語文化の中ではTPO(ティーピーオー)に即しながら生きている言葉であります。どうして我々はこのような言葉をつかうのか!?それは、『言葉』という人間関係の本質とも言えるコミュニケーションに大きな役割を果たしているからでしょう。各々の場所、場面、社会の中で、よりスムーズな会話のやりとりへの影響は多大なものです。
 よくマスコミやテレビで見る(聞く)「業界用語」というのも、これにあてはまります。崇明くんにとって一番身近な社会といえる学校生活においてもこういった言葉があるのでは!?(崇明くんの学校の人にしか通じない表現・崇明くんのクラスメイトにしか通じない表現等々)
                       

 四段落の冒頭では印象的な問題提起もうまくできていますね!
 総合化はこれからも応用して利用していくことが多くなると思います。様々な意見に触れ、その利点を認めることが目標です。

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