国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   言葉   ルフィ

 「食べられる」というのが文法的には正しい言葉なのだが、「食べれる」のようなら抜き言葉のほうが一般的に多く使われていることがある。その背景には、いわゆる若者の言葉に代表される世代間の断絶や、地域による違いなどがある。そのような事態に、国語審議会は「ゆるやかな目安、よりどころ」を示すにとどまるという立場をとっている。いずれにせよ、私たちの言葉をどうしていくかを私たちが考えなければならない。代表的な例として、新しい言葉と古く正しい言葉がある。
 “パソコン”や“インターネット”などの言葉は、もちろん10年前では新しい言葉であった。だが、その言葉も今では普通に使われている。もし仮に、そんな新しい言葉を作るのは良くない!古い言葉で表すべきだ!という人が出てきてそのようにしたとしよう。すると、パソコンは自動演算装置となり、インターネットは自動演算装置内で情報を探し出すところというわけのわからない言葉で表されてしまう。そうすると、このように一般の人に親しまれることはなかったであろう。
 “パソコン”や“インターネット”などの言葉は、もちろん10年前では新しい言葉であった。だが、その言葉も今では普通に使われている。もし仮に、そんな新しい言葉を作るのは良くない!古い言葉で表すべきだ!という人が出てきてそのようにしたとしよう。すると、パソコンは自動演算装置となり、インターネットは自動演算装置内で情報を探し出すところというわけのわからない言葉で表されてしまう。そうすると、このように一般の人に親しまれることはなかったであろう。
 確かにどちらにも良い点はある。だが、僕は言葉を大切に思う心の問題だと思う。古い言葉を大切にしなさい、といっているおじいさんなどは、きっと古い言葉が大切だと思っているからそんなことを言うのだと思う。だが、古い言葉も新しい言葉も言葉としては同じなのである。「自分の心のうちに持っていないものは何一つ自分の財産ではない。」という言葉があるではないか。古い言葉も、新しい言葉も心のうちに財産としてしっかりもつことが大切だと思う。

   講評   tune

今回も、とても論理的で、見事な結論だね。新しいものの例えとして、「パソコン」「インターネット」という言葉の2点に絞ったことで、とてもスッキリしたね。特に、・・・「自分の心のうちに持っていないものは何一つ自分の財産ではない。」という言葉があるではないか。古い言葉も、新しい言葉も心のうちに財産としてしっかりもつことが大切だと思う。・・・という部分には、思わず深く頷いてしまい、私自身感動させられました!
一つ残念なのは、自分の体験実例が入っていないことかな。リアルな実例を、一ついれてみましょう。例えば、インターネットを、イソターネット(?)と読んでしまったおじいさんの話とか、プロバイダを、プロダイバと勘違いしているおばあちゃんの話とか・・・。(^^;身近な実例を一ついれるだけで、ぐっと、作文が生き生きしてきますよ。
★毎日暑いですが、この調子でがんばってください!

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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