国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   みなさんには、まだ字を   いよま

みなさんには、まだ字を
ayaaya
私はまだ字も読めないころに、「漫画の描き方」という本を読み、一番印象に残ったことを覚えている。難しい本を読むと、「必ず」といっていいほど理解できない書に行きあたる。その時、見当違いの解釈をしてしまうことも多い。だが、私にとっては、それこそが読書の楽しみなのだ。
この話を読んで一番おどろいたことは、この「みなさんには、まだ字を」の筆者が幼いころのことをよく覚えていた、ということだ。私にも似た話がある。この話は、私が幼いころのことだ。その年の冬はたいへん寒く、まるで、こごえて死んでしまいそうな日のことであった。その日私はこたつの中で、こんなお話の本を読んだ。   お父さんが息子の誕生日プレゼントを買いに、息子と二人でデパートへ行った。そのデパートはたくさんの人で、こみあっていた。おまけにその日は日曜日。デパートはかなり混雑していた。その時、ふと気づくとお父さんが迷子になってしまったのだ。そして息子はお父さんを探しに行く。   こんな話の本を読んだ。題名は、確か『父さん迷子』だったと思う。この本は、とても印象深かったので、今でも覚えている。だから、この本のことはいつまでも思い出のアルバムに閉じてあることだろう。
また、ずっと前にはこんなことがあった。私がおなか中の赤ちゃんのころのことであった。今思うと、ハハハと笑って消えてしまいそうな話だが、私はおなかの中にいるときのことで、こんなことを覚えている。   私は、真っ暗なところで一人、体をくるまっていた。だれかがかけている音楽のうたが聞こえる。だれかが私の名前を呼んでいる。何度も何度も呼んでいる。私は、フワフワのふとんでねころんでいるようだ。気持ちいい。   そんなことがあったのを今でも忘れていやしない。
私は『読書』とは、人間にとって、とても大切なことなんだなあ、と感じた。『読書』は、低学年までは好きな本を読んでも良いが、高学年になると、難しい本を読まなければいけない。頭が悪くなるからだ。多少、難しいことばがあってもそれを乗りこえなくては意味がない。私は、『読書』とは、人間にとって、習慣にしなければならないことの一つだと思う。

   講評   koni


あやさん、夏休みを楽しんでいますか。

 第一段落の要約は簡潔にできましたね。長文を読むときに心のピンときたところに線をひき、その部分を中心にまとめていくといいですね。

 第二段落では心の残っている本を例にあげたところた特にいいですね。「まるでこごえて死んでしまいそうな」というたとえが上手に使えましたね。私も「とうさんまいご」という絵本は大好きです。もし、その本が家にあるようなら、今読んでみて、幼い頃の感じ方と今の感じ方の違いを書いてみるのもいいね。
 
 第三段落では昔の話を思い出して書くことができましたね。お腹の中にいたころの記憶と読書の大切さをどのように結びつけて書くが、難しいところですね。お腹の中にいたころにお母さんが読んでくれた本をいまでも覚えているお話にするといいかな。

 第四段落では一般化の主題でまとめることができましたね。ちなみに私が幼い頃よんで今でも心に残っている本は「ひろしまのピカ」つい先日、娘によんでやることができました。 


他のお友達の作文を読んで上手だと思った人の名前を『投票』のらんに書いてね。『自習』というところは長文音読や短文暗唱をしたり読書をしたりした日数を書きます。彩さんは頑張って取り組んでいると思うので、ぜひ自習のらんにも日数をいれてくださいね。

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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