創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   道について   いふめ

 子供のころに、道に迷わなかったのは、どうしてでしょうか。逆説のようになりますが、むしろそれは地図を使わなかったからではないでしょうか。子供にとって道というものは、親や友達に連れられて覚えるもので、何回か歩いているうちに自然と身に付くものです。そうして覚えた道では、迷うなどということが無く、自分のからだの一部になっていたような気さえします。
 僕もここら辺の地域で道に迷ったことはほとんど無い。それはきっと地図を見なかったからである。地図を見てしまうとどうしても地図に頼ってしまうからである。逆に地図が無いと道を歩いて覚えるしかなくなるので無意識のうちに覚えられてしまう。地図以外にも自分の好きなことは無意識のうちに覚えていることがある。そろばんもやり方だけ聞いているだけでは分かりにくいが、やって見るとできるようになる。勉強のようにあまり好きではないことは全然覚えられないものである。勉強を好きになれば自然と覚えるかもしれないが、それは確実に無理である。(笑)
 しかし、地図も必要である。練習や実戦も必要だが地図や辞書も無くてはならない。無意識に覚えるのも良い。しかし、それは子供の時だけである。見知らぬ場所に旅行をしにきた時は地図を見なければ全く分からない。それに普通の生活でいらないものでも全てがいらない訳ではない。勉強の数学や理科なども覚えていた方が良いに決まっている。
 結局はなにをやっても、どういう風にやっても終わりまでやることである。「理想に到達するための手段はまた、理想得の到達を阻む障害でもある。」という名言がある。本に道を覚えたり泳ぐことができるようにはならない。大事なのは練習をしてそこで始めて本を見たりする。そうすれば自然にそのことが覚えられるようになる。

   講評   jun

 道を覚えるとき、地図を頼りにするよりも自分の足を使った方が確実に覚えられるものです。同じように、英単語などを覚えるときも辞書を引いて単語帳などを作るよりも実際に使うのが一番ですよね。子供もテレビゲームなどのやり方を操作しているうちに自然に覚えてしまうようです。
 しかし、もちろん、地図や辞書など手段となるものが必要ないわけではありません。地図などを活用する方がずっと効率的なことも少なくありません。
 総合化の主題は、「終わりまでやりとげることが大切」という結論でまとめることができました。二つの方法をうまく使って何事も最後までやりとげることは忘れてはなりませんね。

構成もしっかりしています。ユーモア表現、名言の引用、どちらもしっかり決まりました。

「そこで始めて」→「そこで初めて」
「最初」という意味のときは「初めて」を、「開始」という意味のときは「始めて」を使います。

                      

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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