低学年から学力の基礎を作る
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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高校1・2・3年生
みなさんには、まだ字を すみすみ
作者が字の読めない頃に見た、「漫画の描き方」という本が印象に残っている。本の読み方は十人十色だ。自分流の読み方をするところに読書の楽しみがある。
私のお気に入りの本を、友達に教えたところ、
「この本、前に読んだことあったんだけど、全然よくなかったよ〜」
といわれてしまった。逆に、私が
「あんまり面白くないな。」
と思っていた本を、友達から紹介されたこともある。それから、ある本のなかで、一番印象に残ったところを話したら、印象に残った場面は人それぞれ全然違うことが解った。例えば、学校で宮沢賢治作の「やまなし」という作品の勉強をしたときに、先生が、
「この物語で一番心に残ったことを発表しあおう」
と言ったので、みんな色々言い始めたが、みんな意見が違いとらえ方も違った。
本以外の話しになるが、ゲームの話しで、気持ち悪いと感じる人、面白いと感じる人など、色々と意見が分かれた。
読書とは、人間にとって想像力を働かせやすい場所である。
講評 kamo
感想文の形をしっかりふまえて書いてくれたね。いつもの茶目っ気は影をひそめ、いえ、いつも以上に、優等生的な作文でした。(笑)
この手の文章は、要約がしにくいよね。「作者が」が主語で「印象に残っている」という主観的な言い方が述語になっているのは、意味がわからないことはないけど、読み手に誤解を招きそうなので、もう少しすっきりと。主語を削ってしまうのも手だね。あるいは、この一文がないほうが統一感は出る。
体験実例は、いつもに比べると、いまひとつ生き生きとした実感が伝わってこなかったなあ。本の題名や会話の内容を具体的にかいてほしかった。宮沢賢治の「やまなし」の話はよかったよ。これも「みんな色々言い始めたが、みんな意見が違いとらえ方も違った」部分を、くわしく書いてくれるとなおよかった。ゲームについても同様に。
毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘
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しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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