創造と発表の新しい学力
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
小学1・2年生
小学3・4年生
小学5・6年生
中学1・2・3年生
高校1・2・3年生
ユーモアは福を呼ぶ? いうや
イギリスのあるデパートでは空襲で一部が爆破され、「本日より入り口を拡張しました。」と、いう看板を出すなんて不真面目だ。「空襲による被害のため、お客様にご迷惑をおかけいたします」と、かくべきだ。というのがまじめな人の反応だ。イギリス人は、「ユーモアのセンス」というものには特別のプライドを持っているし、またそれについて敏感である。たとえばイギリス人に向かってモラルがないとか、仕事ができないと、いっても怒りはしない。自分には音楽がわからないと、自慢する人もいる。しかしイギリス人にユーモアがないといったらぶんなぐれるはずだ。他国では、人の悪口を言うとき、ばか、臆病者、極悪人などと呼ぶが、イギリスでは、「ユーモアのセンスがないね」と、言うのである。これが最高の侮辱となる。自動車のハンドルにも遊びがあるからこそ、自動車を安全に運転することができる。ユーモアは命を運転して人生を渡っていくのに欠かすことのできないものだ。
ぼくの家は特別面白い人はいないが、「妹」が一番よくしゃべっている。ユーモアというより、わざと変な声を出して、変な行動を取る。父と母は、時々面白いところがある。ぼくも家族では二番目ぐらいによくしゃべっていて面白いらしい。弟はよくしゃべるが、ユーモアな表現はどちらかというと、体で表現するほうだ。妹は昼間に、
「將。おはよ〜〜〜。元気〜〜?あ、元気なのか。」
と、ぼくが元気なように勝手に決め付けてくるので、ぼくは、
「あ〜〜おはよう。元気?あ、元気じゃないのか。」
と、ぼくも勝手に決め付ける。そうすると妹が笑って、どっかに行ってしまう。弟は、父がレコードを鳴らすときに、みんなの前に出てきて、
「アロ〜ハ〜。私は踊りの名人デス。私が踊りましょう。」
と、言って踊り始めることがある。しかも踊りが上手だ。それでぼくたちは、大笑いをする(笑)。
ことわざで「笑う門には福来る」というのがあるように、家族が笑っていると、いいことがあるかもしれない。ユーモアとは、人間にとって、福を呼ぶものかもしれない。
講評 huzi
毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘
自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
|
お電話によるお問合せは、0120-22-3987(平日9:00-19:30)
| |