国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
小学1・2年生
小学3・4年生
小学5・6年生
中学1・2・3年生
高校1・2・3年生
みんな違う 海亀航
本の読み方は、人によって違う。幼い日に読んで血をわかした本が、後年読み返してみると、思いの外につまらなかったりすることは、間々あるものだ。
僕にもそういうことがたまにある。ぼくはカメが好きなのでカメの本を友達すすめたら、「どこがおもしろいのこんな本?」と言われ、けんかになった。友達にはカメの良さはわからないよと自分に言い聞かせたが今になってみれば自分がまちがっていたと思う。友達は僕と同じようには考えないことを知ったからだ。
この本とは逆に小学校3年の時、知らない漢字ばっかりの本を読んだ。「馬の耳に念仏」で案の定すぐ読むのをやめてしまった。しかし、今読むとおもしろい。漢字が分かるからね(笑)。
他にも、みんな(友達)と映画を見に行って帰りに「どこの場面がよかった?」と聞くとみんな意見がちがった。この前は前まで楽しいと思っていたゲームが、今やってみると全然楽しくないということがあった。
人間にとって本を読むことはそれぞれの意見がだせることだと思う。なぜなら、自分で自分なりに考えることができるからである。
講評 nane
いい似た例をたくさん見つけたね。
確かに、亀の話をくわしく書いた本に興味を持つ人は少ないだろうからなあ。(笑)
成長によって読む本が違ってくるという話も、いい例を思いついた。
映画の話やゲームの話も、これらを具体的に書けば、すぐに目標の800字ぐらい行けそうだものね。
結びの一般化した意見も、よく書けた。この意見の前に書いた実例とぴったり合っている。読む人によって受け取り方が違うということは、逆に、読むことによってその人らしいものの見方が、ますますはっきりしてくるということだからね。
6年生の今回の表現に、「ことわざの引用」が入っている。「ユーモア表現」が入っていれば◎になるけど、今度は、ことわざも入れていってみよう。ことわざ集にないものでもいいからね。
段落の始めは、全角スペースを入れておこう。ワードの設定で、半角スペースになっているのかもしれないので、直しておくといいよ。
https://www.mori7.net/mori/gate.php#112
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