国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   正直に話そう   スマイリー

 次の朝早く、海蔵さんは、また地主の家へ出かけていきました。老人は黙って聞いていました。海蔵さんは思いがけない言葉を聞いて、返事のしようもありませんでした。
 私は、この話を読んで一番びっくりしたことは老人の心が変わったことです。私は、海蔵さんのすばらしい心に動かされたのだと思います。死ぬまえに良い心になる老人は少ないから海蔵さんはすごいと思いました。
 私にも似た話があります。それは私がこっそりと漫画を読んでいたときの事です。カタカタ、カタカタ、階段を上ってくる音がしました。お母さんです。漫画を隠さなきゃ。漫画をかくしました。そのとたんにお母さんがきました。
「何していたの。」
お母さんが言いました。
「え、えっとのんびりしていました。」
「ホント。」
「実は漫画よんでいたの。」
「本当の事言う方がいいでしょ。本当の事いってくれてよかった。」
私は、漫画を読んでいた反省の色も無いように、喜んでいました。私は、これまで無かったような喜びを手に入れた気がしました。海蔵さんもこんな気持ちだったのかな、と思いました。
 もし私が海蔵さんの立場だったら、誤りにいけなかったと思います。
 私は、この長文を読んで、人に正直な事を話す大切さを教えられました。これからも、人と接するときには、正直なことを伝えたいと思います。

   講評   jun

 自分が悪かったことをみとめてあやまることはなかなかできないものですが、自分のあやまちに気づき、素直にあやまることができた海蔵さんはりっぱですね。そして、さらに、そんな海蔵さんを許した老人もりっぱですよね。ここに目をつけたところがさすがはスマイリーさんです。
 似た話は、ぴったりの話が書けたね。正直に言うのはときには勇気のいることですが、その方がすっきりして気持ちがいいよね。「これまでなかったような喜びを手に入れた気がしました。」というスマイリーさんの気持ちはよくわかります。自分の気持ちと海蔵さんの気持ちをてらし合わせて考えてみたところもいいですよ。
 スマイリーさんが海蔵さんだったら、あやまりにいかれなかったかもしれないというのは、正直な意見ですね。あやまちをみとめるところまではできたとしても、じっさいにあやまりに行くのは、勇気がいるものね。
 結びもすばらしいことが書けたね。いつでも正直でいることの大切さをわすれずにいたいですね。

  

▲「誤り」→「謝り」 習っていない漢字はひらがなでいいですよ。
▲「本当の事」→「本当のこと」
 「正直な事」→「正直なこと」 ひらがなで。

                      

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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