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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   新説:支配の代償   クラシック

 火を起こすためには、細い木の棒と窪のある丸太ををこすりあわせ、熱された木屑をがまの棉の中にに入れて吹き、火が点いたら予め敷いておいた薪や枯れ葉にくべる。気の遠くなるような作業だ。これならば昔の人が達成感を感じるわけも分からないではない。
 現在、かつて王座に降臨していた火という存在は、過去のような恐ろしい狂暴さも不思議な暖かさも全て失い、まるで便利なワインのコルク開け機のような目でしか見られなくなってしまった。しかし、火がお手軽に付いてしまうために、どんどん人は火の恐ろしさを忘れていってしまったのだ。人工的に作られた不完全な焔達は、静かで忠実な番犬のふりをしながら、実は暴走の機会をいまかいまかと待っているのである。
 安穏、平和な現代社会を悪く言おうとは思わない。いや、それこそすばらしいと私は確かに思っている。だが、現代社会だからといって周りの全てのものを安穏なものだと考える、考え方には賛同できない。
私達には、ブラックボックスに充分注意をはらった生き方が必要なのである。

   講評   jun


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