国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   テレビゲーム   いよち

テレビゲーム
                                  長谷川 真樹
3年生の時の僕は,テレビゲームに夢中だった。家に帰ると,テレビゲームから離れられないぐらいだった。夕食の時間になるまで,やりつづけた日もある。特にスーパーマリオには、熱中した。
ところが,4年生の時に僕の家にパソコンがやってきた為,今度はパソコンゲームに僕の心は移ってしまったのだ。パソコンゲームは,テレビゲームと違い,音声と映像が大変リアルだ。
でも,3年生のテレビゲームの時ほど,夢中にはならなかった。学校から帰ると、宿題をして,塾に行き,家に戻ってからしか、パソコンゲームはしない。別に、母に怒られるからではない。ゲームは、切りがないのだ。一度やると,次はもっと良い点を取ろうとスタートボタンを押してしまう。それに,年が大きくなると勉強でとても忙しくなり,ゲームで遊んでいる暇もないのだ。
それでも,ちょっとの時間,僕はパソコンゲームをする。1週間ぐらいしない時もあるが,たいがい一日一回はする。ゲームをすると,ちょっと息抜きになるのだ。僕にとって気持ちの休憩で,欠かせないものだ。

   講評   yue

真樹くん、こんにちは。とうとう夏休みが終わってしまいますね。今年の夏は、どんな思い出を作ることができましたか?9月に、教室で友達に自慢できる楽しい思い出がたくさんできたのかな?
☆「ゲーム」という、今は一家にひとつはある娯楽(ごらく)について、自分の経験から、よくまとめられた文章です。特に、「3年生のころ」と「現在」の自分、昔と今を比べているところは、文章を書きなれている真樹くんならではだと感心しました。この文章に、「3年生のころ、テレビゲームに熱中して時間をすごしてしまったあと、どんな気持ちになったか」「どんな反省をしたか」といった、気持ちの説明を入れると、なおよいと思います。
☆最後から2段落めの最初、「でも」を使っていますね。「です・ます」で書かれた作文なら、「でも」を使ってもまちがいではないといわれますが、「だ・である」で書かれた作文の場合、「だが」「しかし」などを使うようにしましょう。また、この段落では「ゲームは、切りがない」と書いてあるだけで、真樹くんがどうやって「夢中にならない」ようにしているのか、という方法について述べられていませんね。そこがとても重要な部分だと思いますので、ぜひ、書いてみてください。
☆「次はもっと良い点を取ろうとスタートボタンを押してしまう。それに」→ここで「それに」を使うと、文章がおかしくなってしまいます。「だから〜」と、「ゲームに夢中にならない」理由を説明して、そのあとで「それに(また)」を続けてみてください。
☆最後の段落で、真樹くんは「ゲームをすると、ちょっと息抜きになる」と、とてもいいことを書いていますね。私も、真樹くんと同じ意見ですが、「ゲームばかりして勉強しない」としかられている人がいるのも、本当のことですね。真樹くんは、「ゲームを楽しく、息抜きの道具として使う」ために必要なことは、どんなことだと思いますか?自分の経験をもとに、そうした深い意味のあることを考えて、文章にしてみましょう。

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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