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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   美しい星   たこ焼き


 今、地球からは自然がどんどんなくなってきている。それなのに、
クーラーを一日中つけている人や、バスを使わないで乗用車を使っている人がほとんどだ。私たちが1番簡単に、地球環境のためにできることはなにかないのか?
 8月22日、文部科学省主催で行われた子供霞ヶ関デーに行って来た。そして私は、環境省で行われた「大臣と交流しよう」 に参加した。始まる前に、展示されていたものを見ると、日本にも全滅危機に襲われている動物がたくさんいる。イリオモテヤマネコやサンショウウオなどだ。
 そして、大木大臣が来ると、環境の話を少しだけど聞いた。地球温暖化になると、いやなことばかりで良いことなんて、1つもないんだなあと思った。そしていよいよ「よしず」を作る。よしずとは、干潟や川に生えている「よし」という植物でのれんをつくったもので、よしには良いことがたくさんある。
 ひとつめは、小動物が身を守れる。よしは3メートルから4メートルあり、人間でも入ったら周りが見えないから、出てくるのはとても大変だ。
 ふたつめは、水がきれいになる。よしがあると、水がきれいになり、環境がとてもよくなる。
という、良い点がある。
 よしず作りは、20人が4人ずつに分けられた。AグループからEグループまでがあり、私はDグループだったため、はじめの方はやり方を見ていた。
 よしずづくりはとても楽しかった。そのよしずは当分大臣の部屋に飾られるらしい。大臣と一緒に作れたし、よしがどんなに大切なものかわかった。
 それでは、今の人間としてできることはなんだろう。まず、ゴミは自分で持ち帰り川などに捨てない、自動車ではなく、なるべくバスを使い排気ガスを少なくする、クーラーの温度を1度でも低くする。そしてテレビは1日1時間減らすこと。まだそのほかにも、自分ができることがたくさんある。そのことは自分で考えてみよう。 また、ミミズについてやっているところもあった。シマミミズと言う名前で、家から出た生ゴミを食べてくれる。特にメロンやスイカは大好物。(笑)新聞紙も細かくすれば食べてくれるそうだ。それに、ミミズの糞はとても栄養がたくさんはいっているから、ふつうの土で育てるのよりもミミズの糞を入れて育てた野菜の方がとても良く育つそうだ。シマミミズでないと、生ものは食べてくれないそうだが、もしみんながシマミミズを飼ってくれたら、少しはでるゴミの量も減るし、土がとても栄養のあるものになるかもしれない。(笑)
 昔のようなとてもきれいな風景をとりもどすには、何年も何年のかかる。それは、人間たちの協力につながっていく。やっぱり、ことわざの後悔先に立たずだなあと思う。これは、あとになって後悔しえも無駄と言う意味だ。これから、もっと環境が悪くなったらどうするんだろう。島は沈んでしまうし、南極や北極の氷が溶けてしまう。今の人間は良いかもしれないけれど、これから先、生まれてくる子供たちに自然の美しさを教えてあげなければならない。そして、地球全体が「美しい星」にもどることだ。

   講評   nara

 たこ焼きさんは、おもしろいイベントにいろいろと参加しているのだね。イベントに参加して「あ〜、おもしろかった。楽しかった。」で終わらせずに、そこから自分なりに問題点を見つけ出して、深く考えている点が素晴らしい。今回のイベントも、普段の生活を見直していく、いいきっかけになったね。
 現代の小学生で「よしず」という言葉を知っていて、それがどんなものか頭に浮かぶ人は、もしかしたら少ないかもしれないなぁ。漢字で書くと「葦簾=葦で作った簾(すだれ)」だね。葦そのものを見かけることが少なくなったし、夏の暑さをしのぐ方法としては、今や冷房が幅をきかせている。葦簾が私たちの生活で活躍しなくなったことは、いろいろなことを考えさせてくれるね。
 探してみたら、意外にたくさんある「地球にやさしい生活スタイル」……どれもすぐにでもできそうだけれど、実はなかなか実行できない人が多そうだ。たこ焼きさん自身はどうだろう? (私は、ついつい冷房をギッチリ効かせていた……反省。)楽なこと・快適なことに気持ちが向きやすい、「自分一人がやっても。」と思いがち、環境問題があまりにも大きなもので実感がわかない……なぜ実行に移すのが難しい・面倒だと思われているのかを指摘しておくといいね。
 しかし、まとめにあるように、一度破壊されてしまった環境を取り戻すには長い年月が必要だし、年月をかけても取り戻せないかもしれない。そして、その問題は今生きている私たちだけのものではなく、子孫にまで関わることだ。だからこそ、一人一人ができることを意識的にやることが大切なのだね。今回の作文は、「体験→思考」という流れがしっかり組み立てられていて、よくまとまっている。がんばったね!

毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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